【まとめ】日本に住むなら備えておいたほうがいいこと
日本はどこでも災害が来る来ると言われているのに、
専門家に言わせると、みなさまの災害対策が甘い!ことも多いそうで、
(もうオオカミ少年のように言われすぎてマヒしているというのもあると思いますが)
「自分のところは今まで通りなんとかなるだろう」「平気だろう」とは思わずに、
日本に住んでいる以上、
全国どこでも備えが必要です!!
行政の助けは、しばらくないと思っていたほうがいいですよ。
というのは、行政の人達も被災者になります。
ましてや人口が多いところでは、被害状況を把握するのも難しいのに、
「みんなに平等に配分しましょ~!」なんて言ってたら、動けないからです。
でも、言うんでしょうね(笑)。
人口が少ないところは、行政の人員もカツカツですしね。
近年の色々な災害経験でも、
行政が迅速に動けないことはもう十分わかったじゃないですか。
だいたい、災害があるとボランティアと寄付頼みって、何なんですかね?
なんでそう個人の力でなんとかさせようとするんだか。
こんな時こそ、AIはどーした。
マジで、瓦礫撤去とか土砂をどかしたりなんてのは、
機械がやってー!と言いたい。
ただまぁこれだけ被災地が増えてくると、
他のところにも分配しなきゃなりませんから、
救援もなかなか行き届きません。
日本って、実は結構広いんです。
日本は狭いって思いこんでいる方も多いのですが、
幕末時点でも約270藩存在していましたし、
廃藩になった藩なども合わせると、最大で546藩あったとも。
そして、その時には九州が2.5個入ると言われている北海道や、
沖縄などもカウントされていないでしょう。
日本は47個の行政区分でなんとかなるような広さではないんですよ。
ましてや補修工事などは、資材不足はもちろん
人手不足も極まりないです。
そもそも東北だって10年以上経ってもまだまだ復興半ばだし。
昨今はいよいよ資材不足で、建築関係の遅れも目立ちます。
いつまで旧態依然としているつもりだという文句はありつつも、
現状で、広域災害に対応出来るような行政システムではありませんので、
ある程度もちこたえられるように、自分で備えておくことは必須です。
なので、まずこの5点に関しては、ご自身で備えておいてください。
- 懐中電灯
- 靴(避難時用)
- 食材
- 情報
- 体調をととのえる
まずは灯。三段階での備えを!!
暗いと、人間は落ち込みます。
被災した状況の中で、不安になるなって言ったって無理ってものです。
ですので、まずは物理的に灯をつけて、明るくしてください。
余震が来るかもしれない中では、ローソクはあまり実用的ではありません。
それより何より、周囲も暗い中では、懐中電灯を探すのも難しいです。
東日本大震災の時に揃えたけど、そのままノーケアな方!
電池などの確認と共に、
一次避難用、二次避難用、三次避難用に分けて準備しておいてください。
【一次避難用】は、コンセントからの電源供給が切れたら、自動的に明かりが付くもの
周囲も含めて一気に真っ暗になった場合、
暗い中で、灯のついてない懐中電灯を探すのは、非常に困難です。
特に地震の場合は、懐中電灯を置いておいた場所に、
そのままステイしているとは限りません。
そして、一次避難用の懐中電灯は、居住人数分の個数、あったほうがいいです。
破片などが飛って散っている時に、各々足元を照らせないと、
避難も何もあったものではありません。
我が家の懐中電灯4選
① こちらは、手に持ちやすい円柱形でいいけど、結構出っ張りもあって、
廊下の設置には不向きで、通行の邪魔になりにくいリビングの隅っこに配置。
全員がリビングからいなくなって電気が消えると、
下のオレンジの灯(ナイトライト)がほのかについてます。
寝室なら、このナイトライトはちょっと邪魔になるかも。
ライテックス AL-100 充電式LEDホームライト センサーライト
② これは、周囲が暗くなると、自動でほのかに明るくなるし、
薄くて邪魔にならないので、廊下に常夜灯的に配置してます。
手に持った時のサイズ感も、まぁまぁ手頃かなと。(私の手は小さめ)
③ これは、コンセントにさしている間は、
赤いポッチ以外は明かりがつかないタイプなので、ベッド横に配置。
コンセントプラグが、本体にくっついているタイプです。
TWINBIRD 停電センサーLEDサーチライト LS-8557W
④ これは人感センサー付で、誰かが通りかかると灯りがつくので、
階段下(玄関)に配置してます。
誰かが玄関の出入りをしたなってのは分かります。
これも薄くて邪魔にならないのがイイ。
本体が割と大きいので、ちょっと持ちにくいけどね。
LEDセンサーライト 人感センサー 懐中電灯 停電時自動点灯 USB-LED01
ウチは4人家族なので、以上の4つを、常時コンセントにさしています。
【二次避難用】は、両手が空くタイプのもの
必要な物資を運び出したりする時のために、
両手があくヘッドランプもあったほうがいいです。
これは防水機能もあったほうがいいと思います。
まだ使う場面が訪れてはいないので、使用レポはなし。
物資の運び出しなどは男性の仕事かなってことで、2人分用意してます。
避難所でトイレに行く時なども必須とのことです。(特に女性)
まぁ交代で使えばいいんでしょうけどね。頭のサイズ違うけど。
【三次避難用】は、割と広範囲を明るくできるもの
ランタンなど、個人的にはぶら下げられるほうが強いと思います。
三次避難用でもあり、避難時だけではなく、
停電の時には一番使えるタイプでもありますので、これも複数個あるといいです。
一次避難用の懐中電灯だけで色々賄おうとするのは、現実的ではありません。
① こちらは結構大きめなので、クローゼットの奥で充電中。
※充電は床置きじゃないと出来ないです
② 多機能充電タイプのランタンもあります。
これは長時間の停電対策用ですね。
LEDランタン 63灯 USB 手回し ソーラー 電池 車載充電 アウトドア 充電式
それから、深夜の道路工事にも使えるような、
めっちゃ明るいクリップタイプのも用意してます。
(クローゼットの暗い所を照らす用で、電源供給が必要だけど)
とにかく、明かりがないと、どんどん不安が増殖していきます。
灯りはとってもとっても大事です。
靴(一次避難用)
以前、夜中の地震に備え「靴を寝室に置いておきましょう」と言われましたが、
いつの間にか隅っこにいってませんか?
いざっていう時に、出せないだろうってとこにしまわれていたりしませんか?
となることが、私の場合はわかりきっている
+スリッパマスト派なので、日頃使っている室内履きそのものを
いざって時には外にも履いていけるぞ という仕様にしております。
夜中に地震が起きてなんか崩れてるから、
靴履いてすぐ外に避難しないと! という時のために
- 指先までカバーリングしてる(ガラスの破片とか刺さりたくない)
- ソールがしっかりしてるのに軽い(ガラスの破片とか踏みぬきたくない)
の2点が、避難時用のためのチェックポイント。
どこに破片が飛び散ってるかなんて、停電していたらまったく見えません。
懐中電灯を使って足元を照らしていても、何がどこから降ってくるやら・・・
という状況では、視認率はかなり落ちています。
もし、靴が見当たらずに素足で避難する場合は、しっかり足元を照らして、
でも、上からの降ってくるものなどにも注意しつつ、
ガラスの破片を踏み抜いたらアウト!くらいに思って、慎重に避難してください。
それと、デイリーユース的な面では
- 使い心地がいい
- 音がうるさくない
ことが大事ですよね。
そして、デイリー時にも避難時にも重視したい共通項目として、
- 脱ぎ履きしやすいこと
ことを重視して探した結果、【一次避難用】とスリッパを兼ねて、
現在はフィットフロップを家用スリッパにすることで落ち着いています。
① たまに色々試したくなって浮気するけど、戻る(笑)。
②【二次避難用】は、ヒモでちゃんと縛れるもので、ソールに凹凸があり、
多少でも防水機能もあるゴツめのものがいいと思います。
スニーカーは泥などが入ると、意外と滑って使えなかったりもします。
滑って捻挫とかしている場合じゃないですからね。
なので、次点はゴツめな長靴や登山靴系ですね。
まぁまぁ、そこはお好みでどうぞ。
食材
ローリングストック食材
例えば、被災時云々関係なく、
- 本物の梅干し
- 本物の味噌
は常備しておくといいと思います。
ただ、これは防災用として後生大事にとっておく!というよりも、
常日頃から使うようにして、回しつつ買って→使って→買ってという
循環サイクルを作ってください。
その他に常備したらいい食材は、日頃の使い道(レシピ)も含めて、
2021年に、篠崎房子さんと滝本尚美さんとのコラボ講座で、
ローリングストック講座をやっていますので、是非ご参考までに♪
オススメ商品はこちら
テキトーに突っ込んであるだけですが、ご参考までによろしければ。
(いつか整理せねば・・・)
▼魔女の楽天ROOM(まじょ天)『ローリングストックな防災備蓄もの』
https://room.rakuten.co.jp/room_majyoshino/1800005084748871
上記で紹介したものたちは、全部入ってまーす。
持ち歩ける最強の備蓄食
とらやさんの羊羹は、最強の非常食です。
これを超えるものは、ホンットになかなかナイです。
ので、一口羊羹を、1人1個は常備しておくといいですね。
とらやさんは、小さいのが1個ずつ買えますしね。
何より美味しいし。日持ちするし。
加熱不要でパクッと食べられる。
そして、美味しい。(大事なことだから2回言いました)
これはそんなにかさばるわけでもないので、
常にバッグにひとつ入れておくといいですよ。
よく非常食としておススメされているナッツやドライフルーツは、
ちょっと注意事項があるので、私は、安易にはおススメしないです。
あと、チョコは溶ける、煎餅は湿気る。
他のも、いつの間にか賞味期限が切れてるんですよね(笑)。
バッグに入れて、持ち歩いたほうがいいもの
食材ではないですが、以下の5点も、常にバッグに入れておくといいと思います。
- ビニール袋(レジ袋的な)
- 現金(500円玉2~3枚)
- 顔を覆える布
- ガムテ30cm(養生テープもおススメ)
- ホイッスル
なにか起きた時には、まず食べ物やお水を確保したくなりませんか?
その時に、あなたのお財布に一万円札しか入っていなかったらどうなるでしょう?
まず真っ先に「近くのコンビニに入る」とします。
帰り道で買いたいのは、食料・お水・充電器。
これらの必要性を感じる災害でしたら、停電が起きている可能性も高いです。
そうなると、電気で動くもの=つまり、レジが使えません。
レジがあけられないんだから、おつりも出ません。
レジ外に多少小銭が用意されていたとしても、あっという間に切れているかも。
とはいえ、両替に行ってる場合じゃないですからね。
ATMも電気で稼働してますから、そもそも行っても無駄でしょうし。
非常事態ですから、お水を一万円で買うのもアリかもしれません。
実際、非常事態の飲み水には、そのくらいの価値があるものかもしれませんが、
もしかしたら次に行くコンビニには、もっと在庫があるかもしれませんよね。
そこで私は、必ずお財布には500円玉を2枚以上は入れておくようにしています。
これも常に使って補充して、補充したら使って・・・
って感じで、ローリングストックの見本状態ですね(笑)。
今後物価がどうなるかは分かりませんが、
基本的に食料とお水と充電器では、1,000円はいかないですよね。
だから最低でも500円玉2枚かなと。
というわけで、私の場合の、家にたどりつくまでの必要最低限ってことでの金額です。
ご自身のライフスタイルに合わせて算出してみてくださいね。
顔を覆える布は、埃やケムリを吸わないためですが、
昨今マスクをしていれば、顔を覆えるサイズの布は不要か?
というと、答えはNOです。
ヘルメットを持ち歩くわけにはいきませんから、
マスクもあって、顔を覆えるサイズの布もあるなら、
布で、頭を覆うといいです。布1枚でもバカにしたものではない。
また、高層階にいてリベリング(降下)が必要になることもあります。
東日本大震災の時、実際に3階以上にお住まいの方は、結構やってます。
ヒモを伝ってベランダなどから降りることになるんですが、
これを素手でやると、手の平が摩擦でやられます。
とはいえ、リベリングで降りられる程度の高さにいたなら御の字ですので、
自衛隊の方などの指導の下、リベリングで避難出来るようならラッキーです。
躊躇しないでくださいね。
ただ、万が一、素手でリベリングすると、
しばらくの間は手の平が使い物にならなくなります。
一枚の布があるだけでも違いますし、他にも色々と使えますので、
やっぱり大判のハンカチは常に携帯しているといいですよ。
私は、アイロンが面倒くさいので、リネンのハンカチにしてます(笑)。
また、ちょっととめておける養生テープ的なものが30cm程度あると
割と日常的にも使えます。袋にくっつけちゃってますね。
ホイッスルはね、意外と必要。
イザって言う時には大声を出し続けるとか難しいんです。
水も限られてるのに喉渇きますし、粉塵舞ってたらアウトですし。
生存を知らせるためにも、何か音が出るものって大事なんです。
音が出るなら、アクセサリー的なホイッスルでもいいと思いますし、
防犯ブザーを2つ持ち歩くのも、そもそもオススメです。
情報は命綱!
情報は命綱です。
情報そのものも必要ですが、偽情報に踊らされないことも重要。
ただ、イザという事態になってから信用出来る発信源を探すのは大変です。
そして、非常事態の情報に関して強いのは、Twitter一択。
私は日頃から信用出来る発信源をまとめて〈リスト〉にしてます。
- Twitterからの情報の取り方
- Twitterは、誰かをフォローをすると、あなたのタイムラインというホーム画面に〈あなたがフォローした人のつぶやき〉が流れます。
が、非常時だけのフォローでいいわーって人もいますよね。
そういう時に〈リスト〉が使えます。
★まず、災害時だけ発信を見たい人のアカウント、例えば「首相官邸(@kantei)」へ行きます。
右上に「フォローする」というボタンがありますが、
そこは押さずに、その横にひっそりと「3つ並んだ●」があります。
そこをクリックすると、
・@kanteiさんにツイートする
・リストへ追加または削除
と出て来ます。
リストへ追加または削除>マイリスト>リストを作成する
で、「災害情報用リスト」を作っておくといいですよ。
チェックを入れれば、リストへの追加は完了です。
また、この「リストへ追加」は、フォローしなくても出来ます。
このアカウントはこのリストに不要だった!と思ったら、
いつでも「リストから削除」も出来ますから
まずはリストへ追加してしまってください。
で、日頃から見逃したくないお役立ちアカウントに関しては、別途フォローすればOK。
いちいちリストを見に行くよりもタイムライン上に表示されるほうが、もちろん見やすいですしね。
★裏技としては、私の「災害情報リスト」をフォローすることですね(笑)。一番簡単ですね(笑)。
私とはリストに入れたい人の好みが違うわ~!という方は、このリストから、ご自身でいいなと思うアカウントをピックアップしてフォローなり、リストを作るなりしてください。
そうそう、私が作成したリストには、私のアカウントは入ってませんから、私のアカウントも別途フォローしておいてくださいね。
くだらないこともイッパイつぶやいてますけど、たまにお役立ち情報もあります、多分 。
Twitterで発言はしなくてもいいけど、見る習慣がないと存在を忘れます。ですので、日頃からちょこちょこ楽しんでおくとよいかと。
【Twitter以外の、ダウンロード推奨アプリ】
・地盤サポートマップ
https://www.j-shield.co.jp/supportmap-app/
・NHK防災
https://www3.nhk.or.jp/news/news_bousai_app/index.html
・Yahoo!防災速報
https://emg.yahoo.co.jp/
【アプリじゃないけど、こちらも参考になります】
・今後の雨予想(気象庁)
https://www.jma.go.jp/jp/kaikotan/
・川の防災情報(国土交通省)
https://www.river.go.jp/kawabou/ipTopGaikyo.do
それから、公衆電話の場所はチェックしておくことをおススメします。
公衆電話ボックス、だいぶ減ってしまいましたが、
緊急連絡に対応するために公衆電話の電波は優先されますので、
公衆電話の近くだと、携帯の電波が飛んでいたりします。
本当の緊急時には、安全情報連絡網に自分の安全情報を書きこんでおく、、、
などの用途にお使いください。
こちらでも、調べられます。
【公衆電話設置場所検索(NTT東日本】
https://service.geospace.jp/ptd-ntteast/PublicTelSite/TopPage/?sp=1
※ただし、ピンク電話は対象外です。
小銭より軽いし、テレホンカードも1枚くらい持ち歩いてるといいかも。
根本的な、災害に強い体質づくり
それから、今、被災されている方向けではありませんが、
災害にあわないうちに、根本的に取り組んでおいていただくといいことは、
以下の通り。
- 免疫力をアップする
- 尿の回数を減らしておく
- 体内水分量を63%に保つ
せっかく助かったのに、感染症などにかかったら大変ですし、
頻繁にトイレに行っていたら、行列に並んでいる間に1日が終わりそうですし、
色々とキケンが増えます。
残念ながら、特に女性にとってはね...
それから体内水分量が低いと、いざという時に輸血も出来ませんので
ちょっとした傷でも、致命傷になりかねません。
これらは災害が来ようと来なかろうとやっておくといいですし、
一朝一夕には出来ませんので、習慣化して、
少し日頃から意識して、食べ方を工夫しておくといいかもしれませんね。
免疫力アップについては、よかったらこちらの記事をご参照ください。
有料記事ですが、無料部分だけでも、ある程度は参考になるように書いてます。
- 日本の水の選び方/飲み方の『1)水の章』
- 免疫力をととのえる食べ方と『2)栄養の章』
- 人生の1/3時間を担う上質な『3)睡眠の章』
- 便秘は万病のモトだからスルッと『4)排出の章』
- 続けやすく運を動かす軽い『5)運動の章』
- キレイと好調を両立する『6)お風呂の章』
- これだけは誰にでも出来る『7)植物の章』
その他
用意しておく水は、二種類
言わずと知れた「飲み水」、そして「生活用水」の二種類です。
そして、どちらかというと、生活用水のほうが備蓄プライオリティは高いです。
というのは、飲み水は、割となんとかなるんですよね。
少しなら分けてくれる方もいるでしょうし、
在庫があるうちは売ってるし、
井戸や湧き水があるところもあるし、
https://www.env.go.jp/water/yusui/result/sub4-2.html
行政も、まず飲用水を配布せにゃ!と思いますから。
飲用水はご家族分の必要最低限用意しておけば、割としのげます。
ただ、当分の間、お水が貴重ではありますので、
飲用水を生活用水として使うことは、心理的に難しいんです。
よく、お風呂にお水をためておいて!とよく言いますが、
あれは衛生的ではありません。
日頃も、雑菌繁殖的には、35度を一度下回った水を再利用することは
基本的にオススメしませんし、
トイレ用水に使えるかどうかな? といった感じになると思いますが、
排水管などが無事かどうか分からないような状態で、
家のトイレを、水を流して使うことはオススメしません。
使えて、火事の初期消火程度かな。
ただ、これも炎が天井に到達してしまうと、素人の手には負えなくなります。
そして、炎が天井に到達するまでは約3~10秒とも言われていますので、
躊躇厳禁だし、お風呂場に水を取りに行ってる時間があるかどうか・・・
とまぁ、非常に効果はうっすーい感じですが、
お風呂のお水を貯めておくメリットがまったくないわけではありません。
ただ、その場合は、バケツも必要ですね。
また、雨水をためるのにもバケツは多めにあったほうがいい。
他の所からお水を運ぶのにも必要になります。
というわけで、お風呂にお水をためておくのは、
ぶっちゃけあまり意味ないけど、したければしてもいいと思います。
ただ、それとは別に、飲用水と生活用水(初期用)は用意しておいてくださいね。
収納場所とのせめぎ合いですけどね。
今の水道水は、ほぼ消毒液みたいなものなので、
使用済ペットボトルの上まできっちりお水を入れて
なるべく空気との接地面を減らしておけば、結構もちます。
非常用トイレ
これもあったほうがいいですね。
人口の多い都市部の場合、行政が設置する簡易トイレの数で、
人口分をまかなえるわけがありません。東京は絶対無理。
私はこちらを数個買っておいてありますが(楽天にしか見当たらないですね)、
使用感は、使ったことがないのでわからないです。
出来れば、使うことがないままだといいなと思ってます(笑)。
東京でトイレが足りるってことは人口を考えたらあり得ませんので、
何か起きたら、私はまず東京脱出をする気マンマンです。
東京封鎖までの30分が勝負。
メガネとゴーグル
灯りもそうですが、そもそも見えないと何も出来ません。
というわけで、視力が弱い方は、メガネの用意もマストです。
日頃はコンタクト派の方も、玄関には予備のメガネを用意したほうがいいです。
とりま新調しなくても、多少、度が合わなくてもいいですから(笑)。
まず衛生的じゃない環境で毎日コンタクトの装着はリスクですし、
ホコリや粉塵などが舞っている中でのコンタクトの装着はイタイですし、
次の供給が見通せない中で、手持ちのコンタクトを使い切るのもリスクですよね。
私は、眼球が大きすぎて、合うコンタクトがなかったことと、
被災時のリスクも考えて、2000年にレーシック手術を受けたので、
その辺りの心配ストレスから解放されてよかったことしかない。
ただ、もちろん手術ですから、リスクがないわけでもないので、
怖いと思うならオススメしませんし、
やるなら、しっかり検査をしてくれる信用出来るところで、
視力を買うつもりでそれなりのお値段を支払ったほうがいいと思います。
やってよかったしかない私でも、老眼が近くなってる今の年齢なら、
もしかしたらやらないかもしれませんw
その辺りはケースバイケースだと思います。
また、粉塵舞う中での作業が発生する可能性も高いので、
ゴーグルも買ってあります。
視力が弱い方は、メガネをしたまま付けられるタイプがいいと思いますし、
裸眼の方は裸眼用がいいと思います。
基本的にはヘルメットやマスク装着状態で使うことになるでしょうから、
お持ちの他のアイテムとの応相談でお選びください。
マスクと防塵マスク
割と本気の医療用マスクを1箱と、防塵マスクの2種類を備蓄してます。
今のご時世、ちゃっちい不織布マスクはイッパイありますし、
何を防ぐわけでもなし、粉塵がある程度おさまらないと出番もないでしょうから、
特に備蓄してないです。
軍手と手袋
とにかく極力怪我はしたくないので、使い捨て出来る軍手とビニール手袋、
あと、防刃タイプの2種類の手袋も備蓄。
手袋を買う時は、手のサイズに合わせて買ってくださいね。
ドライシャンプーと帽子
それから、髪などはなかなか洗えなくなりますから、
一応、ドライシャンプーもありますが、まぁほぼ気休めかな。
かゆくなったら使うってレベルの話かなーと。
異臭は・・・異臭だらけであまり分からないんじゃないか疑惑(笑)。
まぁぶっちゃけ気休めに買ってはあります。
ただ、しばらく美容院どころでもないでしょうし、
ボサボサの伸び放題ヘアストレス軽減のために、
そして、防犯上パッと見男性か女性か分からないように、
ユニセックスタイプな帽子もあったほうがいいです。
日焼け止めも在庫に限りがあるでしょうし、
使ったら落とさなきゃいけなくなりますから、
なるべく日焼け止めを使わなくて済むように、
紫外線防止効果のしっかりしたユニセックスタイプの帽子がよいかと思います。
私は、サンバリアの帽子を各種用意してます。
帽子の使用頻度もめちゃ高いです。
あとは、しばらく白髪染めとかは出来なくなるでしょうからね。
数ヵ月は白髪染めをしないでもババくさくならないで済むように、
2年近くかかってヘナをやめて金髪化してます。
そして、シーズン毎に見直しを
あとは例えば、冬だったら
アルミホイルのロールやホッカイロ的なものは多めにあったほうがいいですし、
今の日本の夏だったら、せめてミニ扇風機などがないと厳しいですしね。
ゴミ袋やラップなども気持ち多めに買っておいて、
ローリングストックするといいと思います。
この辺りは、家族構成によって必要数なども違いますし、
シーズンによっても違いますから、
今は衣替えをそこまでやらなくなっている方も多いと思いますが、
季節ごとの備蓄アイテムは、春(5月)と秋(10月)の衣替えシーズン毎に
見直すといいかなと思います。
【被災時】避難する時に気をつけたい3つのポイント
火事や、地震で建物が倒壊しそうな時は避難しますよね。
その時に気を付けたいポイントは3つ。
元・消防士の方に聞いた話ですが、
マンション火災などでは、約8割の方がお風呂場で亡くなっているそうです。
特に、昨今のマンションは密閉性が高く、
日々訓練してる消防士の方が、防護服を着ていても倒れそうになるくらい
きっつい室温(800℃くらい)になるそうです。
そりゃ~防護服がなきゃ生存は無理ですし、
例え、お風呂に水があっても凌げません。
というか、そっこー蒸発して水分なくなってます。
うちは一軒家/ボロアパートだから大丈夫?
イエ。隙間風ぴゅ~ぴゅ~の一軒家の方でも
600℃くらいにはなるそうですので、同じくです!
出入口がふさがれる前に、外を目指してください。
基本は「まず、外へ」なのです。
建物の「内」へ向かったら、まず助かりません。
何かあったら、ひたすら「外」を目指してください。
ケムリがある場合は、ケムリが上がってくるので、
ついつい上へ逃げてしまう方も多いのですが、
はしご車が届くのは3階くらいまで。
また、ケムリがモクモクとしている間は、
視界不良で救助のヘリを屋上につけられません。
屋上のヘリポートは、お飾りです。
空中でヘリを建物に近づけて助けるのは、相当難易度が高いことです。
ある階数以上に住むことは、様々な面からそもそもおススメしませんが、
可能ならリベリング(降下)出来る階まで下って、
紐を使って降下するのがよいかと思います。
そんなん無理! というくらい高層階にお住みの方は、
いっそ引っ越すのがいいと思いますが、
それも無理なら、ケムリ発生階から遠いことを祈るのみですね。
運氣アップしておいてください。
そして、高層階だろうが一軒家だろうが、避難時のポイントは以下の通り。
避難時のポイント1:壁から手を離さない
ケムリが出ている中、避難する時には
絶対に、壁から手を離さないように!!
よく知っている場所でも「必ず」です。
例え、家であっても、ついさっきまでソファーにいたよなと思っても、
視界を奪われると、ヒトは自分がどこにいるんだか、
方向感覚がわからなくなります。そういうものです。
壁づたいで避難する限りは、いつか外に出られる扉にたどりつきますから、
家だろうと、どんなに慣れている場所であろうと
絶対に、壁から手を離さずに落ち着いて避難してください。
避難時のポイント2:壁を触るのは、なるべく手の甲で
有事の際には、生きるか死ぬかの方が大量に病院に運び込まれます。
その中で、小傷程度で病院に行くのは、なかなか心理ハードルが高い。
が、そんな場合は、その後しばらく周囲の衛生状態がいいわけないので、
感染症などを引き起こすことが多くなります。
怪我をした時は、大したことのない小傷だと思っていたのに、
気がついたら手や足を切り落とさないといけなくなっていたなんて例も、
実際に東日本大震災時には結構あったそうです。
避難時に多少の小傷を作ることは致し方ないことかもしれませんが、
手の平はよく使いますから傷をつくると不便ですし、
回復も遅く、雑菌も入りやすいので、なるべく守ってください。
避難する必要があるくらいですから、
壁にトゲや穴が出来ていることは、可能性として十分あり得ます。
ので、壁を触るのは手の甲にしておいてください。
また、もし傷をつくってしまったら
「こんな傷で病院へ行くのは申し訳ないわ」という心理ハードルを乗り越えて、
野戦病院と化しているであろう病院へも勇気をもって行ってください。
被災地医療経験のある医師でしたら小傷の怖さはご存じですので、
「え、こんな小傷で来たの?」とか言わないと思いますから大丈夫。
避難時のポイント3:ケムリを吸い込まないように
肺をやられると、その後のダメージが大きいです。
いざという時に両手があけられるような、
顔に巻けるストールや大判のハンカチは常に持っておきましょう。
ま、昨今はマスクを持っている方が多いとは思いますが。
おまけ:もし、同行者がいたら...
また、一緒に避難する人がいたら、絶対に手を離さないでくださいね。
更に〈声かけ〉もマストです。
〈わかってるだろう〉は、絶・対・禁・止です。
例えば「手を繋いでるんだから、動きでわかるだろう」と
何も言わずにいきなりしゃがんだら、後ろの人はつまづきます。
何かアクションを取る時は
「〇〇(自分の名)、靴ひもがほどけたのでしゃがみます!」
など、いつもだったらやらないことでも、やってください。
コトは非常事態下です。
羞恥心などは、何の役にも立ちません。
細かくハッキリと声をかけてください。
外に出て、どこに逃げる?
もちろんケースバイケースです。
目的地がある方はそちらへLET'S GO!
とりいそぎ、外へは出てみたものの
どこに逃げたらいいかわからなくなったら、
動物の動きをよく見て、動物についていってください。
東日本大震災の時にいち早く現地入りした方は、
人間以外はみな、津波が来たほうとは逆を向いて死んでいたと言っていました。
そもそもそこにいたのは、繋がれていた動物と人間くらいだったそうで、
野生の動物は全然見当たらなかったとのことですが、
人間の脳みそよりも動物の本能のほうが、いざという時は頼りになりますよ。
それから、基本的に逃げるなら、まず地元の神社を目指してください。
結構高いところにあるかもしれませんが、
そこにあるということは、そのくらいの高さまでは
津波などが来たことがあるということですし、
必ずしも津波とは限りませんが、そこから下のエリアは、
かつて、死者が大勢出てしまったことがある可能性が高いです。
神社にも三種ありますので、どの神社がどうかまでは、
地元の図書館で郷土史などを見ていただくしかありませんが、
そこから上は安全だったから、そこに神社がつくられたのです。
ですので、引っ越した際は、近隣の神社の位置チェックも怠りなきよう。
本当は、家を買う時にもハザードマップを見ることに加え、
地元の神社よりも高い場所を選んでいただくといいんですけどね。
ただ、東京は、戦争で一旦焼け野原になっていて、
例外も多々ありますので、細かくは地元の図書館にひっそりとある
郷土史コーナーみたいなところにある書物をご確認いただくとよいかと思います。
投稿者プロフィール
-
サンビオーズ・デ・タラン株式会社 取締役魔女(社長)
東京都世田谷区在住
魔女歴15年目。家系図では日本人、遺伝子はオランダ人約8割。前世は黄金の袈裟を着て歴史書を書いてた僧侶。個人のポテンシャルを最大限に活かすサポートが生業。
プロフィールの続きはこちらから
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