お弁当作り教本

4月になると、お弁当作りが始まる方も多くいらっしゃいますよね。

2023年にしあわせごはんサロンでやったお弁当講座が、

今でも好評と聞いて、ちょっとまとめてみることにしました。

特に好評だった実践アドバイスは、あの時限りのものですけどね。

私は、はるか昔の話にはなりますが、中・高の6年間はお弁当作りをしていました。

小学校は給食で、もーーー苦痛で苦痛で仕方なかったんですよね。

今でも、給食の悪口を言えば一日中言っていられるくらい(笑)。

今も昔も、美味しいものを食べるということに関しては全然譲らなかったので、

成績のことで親を呼び出されたことはないけど、給食のことでは数度ありました(笑)。

なので、中高にあがってお弁当になったのはホント嬉しくて。

で、最初の日は母がお弁当を作ってくれたんですが、

お弁当箱をあけたら、左から「肉・もやし・お米」が並んでました。のみ。

帰ってから、「これでも一応女子校なんで、せめて5色入れてくれ」と言ったら、

母に「文句を言うなら自分で作れ」と言われたんですよ。

その時点で料理は好きだったので、じゃあ自分でやるかと。

そんなわけで、私に子どもはいませんが、

中高6年間は、お弁当を作る人で、食べる人でした。

お弁当箱はどれがいい?

いや、ホント昨今のお弁当箱の進化ってすごいな~って思って見てます。

私も昔はハンズやLOFTに見に行っていたので、

当時にしては色々と選べた住環境でしたが、

インターネットなんてものは影も形もない時代でしたから、

今みたいにネットでポチッと買えるってのはなかったですしね。

今なら、わっぱもいいな~とか思いますし、

現実的に毎日使うなら、BPAフリーを選んだりするかな~とは思いますが、

私の学生時代に、結局一番よかったのはタッパーウェアでした。

ニオイが残らないのと、多少乱暴に扱ってもまったく漏れないこと。

そして実は、今も我が家唯一のプラスチック製保存容器として現役活躍中(笑)。

持ち歩くってことに関しては、軽くて漏れないっていう絶大な信頼性。

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私的にかなり大事だったのが、自転車のカゴの底面積×容量問題でした。

通学には、ママチャリを使って爆走していたので、ズレない&漏れないがとても大事でして(笑)。

あけた時に、せっかくのお弁当がぐちゃあってなってるのが一番イヤでした。

かといって、底面積に合わせて容量が少ないと、夕方にはお腹すいちゃう!

ウチの学校は谷底にあって、周囲には何もお店なし!

だから、お弁当箱のセレクトは、性別・年代、食べる量にもよるし、

その人それぞれのシチュエーションにもよるかな~って気がします。

お弁当作りで一番大切にしたいこと

キャラ弁についての是非

キャラ弁の是非についてですが、私的には「非」しかないですね(笑)。

やったこともないし、推奨もしない。

一番気になるのは、衛生面です。

食材をベタベタ触るのはどうかなって思います。

私がお弁当を作っていた時代は、

キャラ弁なんて存在しなかったこともありますけど、

衛生面を考えてピンセットや手袋でそんなことをやるヒマはありませんし、

大事な時間を使って、美味しくなるための工夫以外をする気はないんですよ、私。

あと、キリがない。

キャラ弁こそ、やりたきゃ自分で作れ、です。

プロの料理人たちに一番大事にしていることを聞くと、

みなさん、「食中毒を出さないこと」って、おっしゃいます。

それは、基本中の基本で、その上で美味しいものを追求しているんですよね。

だって、いくら美味しいものを作れても、

食中毒を出してしまっては台無しだし、

人を殺すことにも繋がりかねない。

今は医療の発達で、大分生還出来るようになりましたが、

それでも毒キノコなどで亡くなる方もいらっしゃるし、

医療従事者の人数が減ったら、今後は分かりませんよ。

そもそも、そのお弁当は誰の、何のために作るの???

家族の健康を損ないたいの?

違いますよね。

なので、せめて食中毒を避ける基本はおさえておきましょ。

そこは、家族とご自身の「自衛」の話。

大して意味のない手指消毒をしまくれって話ではないですよ。

そんな観点で見ると、

キャラ弁って、やらなくていいことやって、

食中毒のリスクを上げる行為だと思います。

お弁当の彩り問題

私が自作する原因となった彩り問題も、実はそんなに難しい話ではないです。

というか、そこは決めてしまっていいと思います。

お弁当作りをストレスにしないコツは、

とはいえ、何がなんでも5色入れなければ~!!!

ってガッチリ決めて頑張る必要は、ないです。

ビジュアルだけで言えば、成長期の男子には、

一面、茶色で埋め尽くされたお弁当のほうが喜ばれるかと。

ステーキ弁当、焼肉弁当、焼鳥弁当は一番テンション上がるんじゃないですかね?

男子にとって、『茶色は正義』ですから(笑)。

緑を入れるくらいなら肉を少しでも多く入れてくれよ~が、本音デショ。

ちなみに、成長期男子に限らず、ウチの母(後期高齢者)も割とそうですよ(笑)。

母的には、肉と漬物が入ってればOKだと思います。

もちろん人にはよりますが、

食べる側からしたらそんな感じなので、

そんなに、常に頑張らなくても大丈夫。

実際に私も、5色ルールを無視して割とよく作ってたお弁当メニューもあります。

例えばオムライスなんて、夜のうちにチキンライスのベースを作っておけば、

朝、ごはんと混ぜて、薄焼き卵を焼いて乗せるだけなんですよ。

余りや端っこは、朝ご飯(笑)。

お弁当箱の中でわざわざ包む必要とか全くないない。

で、一面が黄色になるので、パセリを振って、ケチャップ乗せればOK。

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ドライのパセリは、彩り要員として今も結構重宝してます。

あと、中にピーマンとか入ってたら、少しそれを外に出して散らすのもアリ。

でも、一面の黄色でアクセント+赤(ケチャップ)は、

それはそれで見た目的に結構テンション上がります。

だから、オムライスの時の緑色は、なきゃないで無問題でした。私は。

あと、そぼろ弁当も、そぼろと卵で2色。

緑が欲しかったら、絹さやもあらかじめ茹でておけるし、

海苔を敷いてその上に紅生姜を乗せたら5色ですしね。

ウチの子、絹さやは食べないわ~なら、炒めたピーマンでもいいし、

どちらもキライなら、すりごまを振るのもアリアリ。

そぼろ弁当もあらかじめほとんど作っておけるので、たまに登場してました。

作り置きってほとんどしなかったし、今もしないんですけど、

肉そぼろだけは割と作り置きして、常備してましたね~。

ただ、3色はあらかじめ入れるものを決めておくと、

そこを無意識に出来るので、かなりラクです。

基本は、赤・黄・緑、あとは白・黒(茶色)って感じですかね。

赤色のおかずは?

赤は、ミニトマトか赤パプリカ、もしくはケチャップの3択でした(笑)。

赤色はマストだけど、手をかけたくはないので、実際はミニトマトがほとんどでしたね。

全部が加熱だとちょっと重いので、生ものも入れたかったし。

ただ、絶対に切ってはダメです。

なので、ミニトマトがそのまま2つ重ねられる深さのあるお弁当箱を選んでたってのもあります。

中高時代はね、さすがに食べる量が多かったですから。

今なら、コチュジャン(焼肉弁当)、梅干しなんかも使うかもしれませんね。

黄色のおかずは?

黄色といえば、卵ですよね。栄養的にも卵一択でいいと思います。

卵アレルギーのお子さんは、さすがにアレルギーを無視するわけにはいきませんが。

卵の代わりに使う黄色っていうと、コーンくらいですかね。

ただ、時期にはよりますし、とうもろこしの美味しい時期は、夏休み(笑)。

缶詰のコーンもいいんですが、一手間必要なのがちょっと。

今なら、黄色いパプリカを多用するか、黄色いプチトマトにしてもいいと思います。

卵焼きは前日の夜に作っておけるので、

私は夜のうちに卵焼きにしておいて、冷蔵庫に入れてました。

・・・と、何故か朝には結構減ってるんですけど(笑)、まぁまぁ。

特に、弟が中学生になり、母がパートに行くようになってからは、

いつも1/3しか残ってなかったですね。おかしいですね。

ただ、卵焼きは味付けによってはタンパク質摂れてない問題を起こしますので、要注意です。

で、意外とよく使っていたのは、ゆで卵。

半分に切って重ねられる深さのあるお弁当箱だったので。

そして、ゆで卵で「黄色」と「白」が確保出来ると、

ご飯をのり弁(黒)に出来るんですよ。

なので、ゆで卵をある程度まとめて作っておいて、

前日夜に卵焼きを作れるようなら、その日のゆで卵は朝ご飯になり、

卵焼きを作る余裕が無かった日は、ゆで卵をお弁当に入れてました。

そして、それによって自動的に、ご飯の形状がそのままorのり弁になるかが決まってました。

白いおかずは?

おかずというか、ご飯ですね(笑)。

ゆで卵の時は、白身があるので、ご飯はのり弁にしてました。

好きなんですよね~、のり弁。

あとは、ゆで卵の日じゃなくてものり弁にしたい時は、

海苔を小さな四角に切り、市松模様っぽくしたりね。

実はコレ、食べやすくてオススメです。

あとは、もう単純に、白いごはんのままにするか。

(お弁当の黒)

お弁当を食べるほうの身になったら、せっかくのり弁にしたのに、

海苔がべちゃーっと全部フタにくっつくって、

お弁当箱をあけた時にものすごくテンション下がるんですよ。

ほか弁みたいにフライが上に乗ってるのって、頭いいな~って思いましたもの(笑)。

なので、のり弁の時は、あんまりご飯を上までキッチリ詰めすぎないか、

私は結構、のり弁の上にお肉を乗せてました。

黒って強い色なので、隙間からちょっと黒が見えるな~くらいでも全然OK。

黒色は、ちょっと入ってるだけで見た目が締まります。

ブラックオリーブや、きくらげなんかもそうですよね。

なので、白いごはんのままでも、せめて黒ごまをかけるって結構なポイントです。

ごましおと言って思い浮かべる一番一般的なヤツは、

原材料的にオススメをしませんが、お気に入りを見つけておけばOK。

とはいえ、市販のものを探して買ったことはないんですよね。

後述しますが、私はとあるものを作っておくのをオススメします。

防腐効果的にもオススメなので、その章で。

当時は知識もなかったし、そんなことやらなかったですけどね(笑)。

ただまぁ黒色はなければないで、お肉の茶色などでも代用出来ますので、

色み的には、そこまで神経質にならなくても大丈夫かなって。

丼モノ系の時はきざみ海苔をご飯の上に乗せて、お肉などを乗せてましたね。

焼き鳥丼とかね。のり弁には向かないですし、きざみ海苔をトップに持ってくると、

ほぼフタにつくので使い方としてはオススメしませんが、

ご飯とおかずの間にはよく使ってました。

今は、一番よく使うきざみ海苔は酸処理してないものを買ってます。

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そして、黒色のモノって、栄養価からみると、少量でも高いものが多い。

海苔は「入れられるスキがあったら、すかさず入れろ!」ってくらいには、

栄養的にも超重要アイテムです。

そんなこんなで、

・板のり(半切りでもOK)

・きざみ海苔

・青のり は、

お弁当作り如何に関わらず常備しておいて、

スキあらば入れるといいですよ。

緑色のおかずは?

私は、ブロッコリーがほとんどでしたね。

割と春夏秋冬あり(旬無視かって話はあるけれど)

まとめて茹でておけるので。

あと、茎の長さをお弁当箱に合わせて、

高さ調整できるのもポイント高かったんです。

下にぶちょっとマヨネーズを出して、そこにブロッコリーを刺す(笑)。←平野レミか。

で、その隣にプチトマトとゆで卵を置くと動かないし、仕切りもいらないんですよ。

だって、マヨネーズがトマトやゆで卵にあたったところで、全然無問題。

だから、左端にブロッコリー、隣にトマトとゆで卵で囲うってのは、

私の定番スタイルでした。

卵焼きもシンプルな味付けなので、少し自転車で爆走しすぎてマヨネーズがついたとて、無問題。

私、あのちまちまカップとかを使って区切るのって面倒くさッて思ってたんです。

色んな大きさのカップ揃え始めたらキリがないし、ゴミになるし、

いちいちあの中に詰めるのも手数が増えるし、そもそもあまり意味がない。

お弁当の魅力って、フタをあけた時の渾然一体とした香りじゃないですか?

だから、少しずつ混ざって味変を楽しみつつ食べるってのが、私的お弁当の良さだったんです。

そんなわけで、基本、区切らない方式で詰めてました。

あと、ブロッコリーがない時は、シソがオススメですね。

ウチの子、ブロッコリーキライなの~って場合はシソでもパセリでもいいし、

ブロッコリーもシソもパセリもキライなの~って場合は、

プラスチックのバランでも全然イイと思いますよ。

今は100均とかにもあるんじゃないですかね?

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個人的には、せっかくならちょっとオシャレなのが、オススメ。

深さのあるお弁当箱だとかすかにしか見えないので、高さは結構重要。

買うなら、ね。

今、単発でお弁当を作るとしたら、わざわざバランを買ったりしないし、

茹でておいたブロッコリーもないだろうから、シソかパセリを使うだろうなって思います。

ネギとかニラは、お弁当あけた時にクサイんですよ(笑)。

子どもの野菜ギライ問題

よく「うちの子は野菜が嫌いで~」って言うけど、

子どもはさ、野菜は好きじゃないほうが健全なくらいだと思います(笑)。

私も、小さい頃はセロリと花山椒しか食べませんでしたから。

変なセレクトでしょ~!

でもね、今なら理由は分かるし、私的にはとっても納得のセレクトなんですけど、

親は、不思議で仕方なかったみたいですよ。

そもそも、子どもに野菜を食べて欲しいって、、、何故ですか???

個人的には、野菜を美味しいと思うなら、結構もう大人じゃないかなって思うくらいです。

私もイイ大人なので、今は、美味しい野菜は美味しいと思いますけどね。

ただ、ハッキリ言って、野菜を美味しく調理出来る人はすごく少ないです。

あれ実は、とってもハイレベルな料理スキルなんですよ。

それと、野菜ってかなり強烈な毒も含みます。

なので、カラダの小さな子どもにとっては、

必ずしも野菜がカラダにイイからオススメってわけじゃないですよ。

大人にとってもだけど。

あと、私的グリーンの裏技? としては、

卵焼きに青のりを入れることですね。

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ちなみに、この商品は高知県産で4g入りってのが、私的ナイスなポイントです。

青のりは風味が飛びやすいし、産地は選びたいので、これはありがたい。

青のりを多用するようなら、もっと大きめのを買うのもいいかなと思います。

よほど青のりを入れすぎなければ、青のり入りの卵焼きは好きじゃない!

って子どもは少ないんじゃないかな~と思いますし、

栄養的には、大人も子どもも、とてもオススメ。

とはいえ、まぁこれもキライなら無理はなさらず。

あと、今(2023年春)はブロッコリーが値上がりしてますね。

その場合は、ブロッコリーにこだわることはないと思いますよ。

昨今は気温なども色々おかしいので、獲れる農作物もどんどん変化しています。

なので、栄養が高くて安価といえば、その土地で採れる旬の野菜ですから、

そこは状況に応じて旬食材をメインにして、臨機応変にいきましょ。

で、ここまでで5色揃っているので、

あとは夕飯の時にあらかじめ避けておいた残りのお肉や魚を詰めるか、

さっと焼いて詰めるかで十分。

メインが変わるから、お母さんのお弁当のおかず、いつも一緒って思われないですよ。

男子は大体気づかないし、女子は気づいたところで、

これがお母さんの十八番なんだなと思う程度デショ。

そして、例えそう思われたとしても、なんの問題もないかと。

実はお母さん、もっと出来るんやで~(フフン)って、内心思っててもいいですしね。

別に、そこで幼い子ども相手にムキになることなくないですか(笑)。

そして、文句があるなら自分で作れ(再)。

そこもすべからく母と同意見です(笑)。

男子のお弁当

お弁当の世界って、ネイルみたいなものかなって思います。

そのココロは、『自己満足の世界』。

特に男子のお弁当では、カラフルにすることは全然求められてないですよ。

なんなら、お母さんがやっているその工夫は気づかれてもないです(笑)。

多分、美味しかったか美味しくなかったか~くらいしか覚えてないし、

繰り返しますが、男子にとって「茶色は正義」よ(笑)。

でもまぁ、予算ってものがありますよね。

そんなわけで、オススメのおかずは後ほど。

ステーキ弁当や焼肉弁当を頻繁に作って、調子に乗られてもね(笑)。←そんな理由w

女子のお弁当

女子はね、ちゃんと見ているし、ビジュアル大事なので、

お母さんのネイルチェンジもちゃんと気づいてくれます(笑)。

男子ほど「茶色が正義」とは言い切れないですけど、

でもまぁ肉食な私の本音は、ステーキ弁当&焼肉弁当はウェルカムですよ。

ウチの母もそうなので、我が家は2/2がウェルカム体制ですね(笑)。

ただまぁさすがに、毎日ソレはちょっと・・・とは思いますし、

ダイエットしたい思春期の女の子は、ドン引きするかもしれませんね。

ホントは、思春期のダイエットは問題あるんだけどな~とか、

間違った栄養学からなんとかしてあげたいところではあるけれど、

ちゃんと栄養的にも説明が出来れば、お母さんの考えは伝わると思います。

まぁでも、ネイルしてると、指先キレイに見えるし、

自分でも頻繁に目に入るし、見られるところだし、

キレイにしておくことが大事なパーツだとは思うので、

このズボラな私でも、ケアくらいはしてます。

かなり色々とやって、やめて、一周回ってド・シンプルなところに戻りました(笑)。

でも、ある程度以上は自己満の世界なので。

やるもやらないもホントお好きなように~だし、

そこはある程度で、開き直っちゃうがよろし(笑)。

無理をしない

当時、私は0時には寝て、8時に起きていたので、

寝坊をするってことはなかったんですが、

お弁当を作りたくない時も、ありますよね。

私は、そういう時用に、冷凍のちまきを常備してました。

餅米だから、割と満足度が高い(笑)。冷めても美味しいし、肉も入ってるし。

起きて即効蒸してビニール袋に入れても、竹皮が水分吸ってくれる♪

何が言いたいかっていうと、そんなにお母さんひとりで頑張らなくて大丈夫。

やりたくない時はやらなくたっていいと思うし、

くれぐれも、ひとりで100点を目指さないでください。

そもそもお弁当で100点を目指したら、行き着く先は、日の丸弁当です(笑)。

これも後述しますね。

ただね、見た目でテンションが上がるって、それはそれで大事なコトなんですよ。

美味しそ~~~! って思ったら、それで受け入れ体制のエネルギーが上がる。

つまり、消化力もあがりますから。

ただ、消化に負担をかけすぎると、午後はお勉強どころではなくなる。

脳は、お勉強が出来る子になるかどうかよりも、

生命維持を最優先にしますからね。

そんなわけで、5色入れることは栄養的には意味がなくはないし、

そうは言いつつも、焼肉弁当だってアリなのです。

あと、皆さん、子ども時代が昔すぎて忘れてるかもしれないけど(笑)、

友だちとかに「○○のお母さんすごいね!」って言われるの、

子どもは結構嬉しいものなんですよ。

クチではあーだこーだ言ってても、クソババーとか言ってても、

やっぱり自慢のお母さんなのです。

どんなに問題てんこもりでも、心からキライにはなれないものじゃないですか?

私はいまだに「オマエのかーちゃんでーべそ」が

誰の、なんの悪口になるのかよくわかってないです(笑)。

私でも、でべそかどうかなんて知らないのに、どうやって知ったん?

くらいしか思わないけど、

そしてもしでべそだったら何が悪いのかもよくわからないけど、

そう言われるとカチンとくる子が多かったから、残ったのかなぁと。

なのでまぁ、キャラ弁とまではせずとも、

子どもの期待には適度に応えつつ、自動的に必要な栄養素を摂りつつ、

無意識で出来る5色を決めておいて、あとは臨機応変ってのは、

一番、お弁当習慣を続けやすい方法なんじゃないかなって思います。

やってあげる親バカより、やらせてあげる親バカで

個人的には、高校生にもなれば、

男子も女子も、お弁当はそもそも自分で作ればいいって思います(笑)。

部活などで、朝が早いとかなら仕方ないかな~って思いますが、

子どもが高校生にもなると、お母さんもお弁当作りのプロになっちゃってるから、

お母さんがやったほうが早いってなりがち。そりゃそーだ。

でも、その辺りのタイムマネージメントも自分で考えさせたほうがいい。

そして、生活力を身につけることを後回しにして、

夜遅くまで塾だの何だの、朝早くから部活だのって、、、

その習慣、ブラック企業の社畜体質適性を育ててないですかね(笑)。

この作業はやっておいてもらおう、とか分担することを考慮に入れて、

親(他人)に依頼することの重要性なんかも実践しておいたほうがいいかなと。

私もご飯を炊いたり、炊飯器の保温を切ったりしてもらってましたよ。

勉強も大事です。地元の同世代の人間だけで集まって、

わちゃわちゃとアホなことをやる学校生活だってその時しかないし、大事。

特に、学友の大事さや同窓生という絆感はすごいなって、今になると身に染みます。

でも、時間を効率よく使う、そのために工夫する。

そんな段取りを考える習慣って、いつまでも使える、どこでも使える能力ですし、

早く身につけておくに越したことはないんじゃないかなって。

大人になっても「段取り考えるの苦手なんです~」って人は、今からガンバレ。

ハッキリ言って、朝30分相当の受験勉強よりも、

段取りを考えて、限られた時間の中で過不足なく入れるものを用意して、

工夫しながらあの小さな箱の中に詰めるっていうお弁当スキルのほうが、

後々将来的には役立つって、大人になった今なら、

お母さんたちも、実感として分かるんじゃないですか?

大学に行きたいとしてもさ、入っちゃえばみんな一緒なんだから、

トップじゃないなら、合格最低点でいいんですよ(笑)。

あの時に一冊分覚えた受験用英単語よりも、

その合格最低点を見極める観察眼のほうがよほど今でも活躍中。

本当に合格最低点だったのかどうかは、知らないけど(笑)。

今後、起業を考えているお母さんも、

日々そんな訓練をしてるのかなって意識をしながら

お弁当作りをするのもアリですよ~。

実際、主婦スキルが高い人って、起業してもうまくいく方が多いです。

私は何にも出来なくて~とか、主婦やってたら全然ナイから。

意識してないだけなんですよ。

で、今後、料理が出来ないのは、男子だろうと女子だろうと致命的。

文字通り、命に関わるんです。

そう考えると、学校の勉強より全然大事じゃないですかね。

その時間を捻出する工夫も含めて。

それに、朝の30分をお弁当作りに割くくらいで勉強が追いつかないなら、

そもそも追いついてないから、問題はそこじゃない(笑)。←

なので、親バカは全然いいんですけど、

全部をやってあげる親バカじゃなくて、

子どもにやらせてあげる親バカを目指してください(笑)。

お弁当に限らず、子どもから何かをやってみる機会をとりあげないほうがいい。

やれば、得るものは必ずあるし、

失敗したら、その時にカバーしてあげればいい。

やってみもしないうちに、子どもからお弁当を作る機会を取り上げちゃうのは、

もったいないですよ。

しかもそれって同時に、「食事よりも学校の勉強や仕事のほうが大事」って、

繰り返し繰り返し、深層心理に刷り込むことになってませんか?

例えば、何かの日本一/世界一を目指すとか、

勉強よりも大事なことがあるって分かってる子は、

そもそもそうは刷り込まれてないので、大丈夫。

なので、すごくやりたいことがあるなら、

それに専念させてあげることも大事なので

その辺はその子に応じて臨機応変にどうぞ~って感じですが、

でもね、人間、生きてる限り食べますから、

いつかは必ず必要になるスキルです。

引退とか定年とか、ないのよ(笑)。

だから、日頃からお弁当作りも手伝わせるのって大事だし、

男だろ~と女だろ~と、お弁当を詰めることくらいは任せてもいいかなって。

ココにこう入れることで動かないでしょ~みたいに意図を説明してあげるといいし、

意図に反して動いちゃったら、一緒に改善方法を考えてもいい。

子ども自身に考えさせることって大事ですよ。

そして、自分で作るほうもやりたがったら、すかさずやらせてあげる。

なので、なんでもかんでも親がやってしまって、

キレイに包まれたお弁当箱を渡すだけってのは、

できるだけ早々にやめたほうがいい。

以前、発酵クラブの篠崎房子さんが開催していた

子どもの料理教室に参加してたお子さんたちは、

みんな、とってもイイ顔してましたよ~!

昭和時代な親の男女差意識も、刷り込まないことですね。

個人的には男も料理やれって思う。

炒飯以外も作れるようになれ(笑)。

もちろん子どもの年齢とか、段階、スキルに応じてでイイと思います。

ただ、朝、台所で子ども達にうろちょろされるのが邪魔っていうなら、

そっち(親のマインドとタイムスケジュール)を見直したほうがいい。

ハッキリ言いましょう。

大体において、見直すべきは親なんですよ(笑)。

そして、子どもたちに一生役立つスキルを培わせるってこと以上に大事なことは、

そんなにないと思うんだけどな~~~。

ちなみに、お弁当を詰めるだけでも結構なスキルです。

量の見極め、適切なサイズの容器選び、この容量でいかにコレを詰めるか、

空白が出来てしまったら何で足すか、コレとコレが隣り合ってもイケる、

このくらいの大きさに切ってあると詰めやすく食べやすい

などなど、実は考えることイッパイあるんです。

だからね、何も考えずに「お弁当作り」と一括りにして立ち向かうと、

日々振り回されて、苦しくなっちゃうんです。

それに、これからの時代、学校の勉強が出来なくても死なないけど、

料理が出来なかったら、常にジャンクフードかコンビニ飯を食べるしかなくなります。

そして、親もいつまでもは生きてないし、作れないこともあるから。

バカも生き残れないけど、衣食住の基本スキルがないのもジリ貧。

昨今は、子ども達もみんな勉強・習い事とかに忙しそうで、

ホント大変そうだな~と見てて思います。

色々と経験してみるってのも大事なので、

私も、特に小学生のうちは、色々やってみることを全然推奨します。

なんですが、その中にちょっと料理も含めてくれるといいなと思いますし、

自分の頭で考えて、色々と工夫をするってクセをつけさせたほうがいいと思います。

これからの時代を見据えて、その中で楽しく明るく生きていくために、

その子にとって何が一番大事かってことは、大人も子どももよく考えたほうがいい。

ヒトコトで言うなら、死んだら元も子もない んです。

食をおざなりにしたら脳が作れないんで、アタリマエに仕事が出来ないし、

カラダの不調もてんこ盛り。だから、作業時間も人一倍かかる。

で、時間がなくなって、食がおざなりになる~と、

過労死まっしぐらの無限マイナスループ。

ホントに仕事が出来る人って、食には結構こだわってますよ。

人間のカラダは、食べたもので出来てますから、

それには、日々いかにうまく栄養をとるかってのも大事なポイントになってきますし、

今後は、うっかりしてたらコオロギとか、

変な薬剤が入ってるものを食べさせられそうですしね。怖っ。

あと、個人的には、毎日コンビニ飯やレトルト、ウーバーばかりって方は、

かなり経済的に余裕あるんだなって思います。

だって、自炊するほうが、結果的に全然安上がりだもの。

だからね、「芸は身をたすく」と言うけれど、

これからの時代、「料理は身をたすく」ですし、

短期的な視点と長期的な視点、両方を持って、

少しずつでも共同作業をしたり、任せてみたりしてみてください。

お弁当の基本

とはいえ、まずはお母さんが子どもに伝授できる知識も大事ですよね。

料理には、スキルと知識の両方が必要なのです。

なによりも大事なのは、命ですから。

料理をする人が毒の錬成マシーンになってはいけない。

子どもに「なんでそれをやるの?」って聞かれたら、

なんでも答えられるようにしておきましょ。

ひとつひとつのことに、意味や意図があるんですよ。

例えば、お弁当の味付けは、少し濃い目を意識してください。

大人が味見をしてみてちょうどいいと思う=薄味の方は、多いです。

出来たてをそのまま食べてみて「うん、美味しい」って味付けは、

時間が経って食べるには、少し薄味でしょうね。

まず、薄味のお弁当は、ハッキリ言って美味しくないです。

空調の効いているオフィスに行ってずーっと座ってる大人はともかく、

特に子どもは汗をかきますから、大人よりもちょっと塩分濃い目でいいですし、

薄味は、お弁当が傷むのも早いです。

なんならお母さんは、朝のお弁当作りの残りをとっておいて、

午前中に動き回ってみて、お昼に食べてみるといいですよ。

朝の段階で味を判断するなら、

味見をしてみて、ご飯のおかずにピッタリねと感じられるくらいが

お弁当のおかずの味付けとしては、ちょうどいいかなと思います。

ただ、味が濃いってのも、どんどん慣れちゃうんですね。

だからある程度このくらいっていう味の目安は決めておいたほうがいいですし、

知るには、レシピが参考にはなるかと。

とはいえ最近は色んな塩があるので、「塩:適量(適宜)」って書いてるレシピも多いですけどね。

時間をおいてから食べる分、夕飯のおかずそのままの味付けや、

パッと食べてちょうどいいなって味付けだと、

お弁当としてはちょっと薄めな可能性が高いとは思っててください。

なので、少し焼き直しをする時に調味料を足したほうがいいし、

逆にここで調味料を足さないでいいくらいの味付けだと、

夕飯の味付けがちょっと濃いかも(笑)。

あとね、結構重宝するヤツがあるんですよ~♪