いちごの選び方のポイント3選 ~いちご最強伝説~
もともとあった品種のいちごで、露地モノの旬は、本来5月くらい。
ハウス栽培で2月下旬~くらいですね。
でも、いちごが一番売れるのはクリスマス(笑)。
私たちはケーキ屋さんじゃないので、基本的には旬の時期に食べましょ!
と言いたいところですが、クリスマスはクリスマスで、
いちごを食べておくのってオススメなんですよね~!
いちごが食べられなかったり、好きじゃないって方以外は、
少しは食べたほうがいいですよ。
だって、草の母と書いて「苺」ですよ。
いちごをオススメする理由
まず、すっごくレアなことに、いちごって、種が外にあるんですよね。
外にって言うと語弊があるかな!?
私たちがいちごの果実だと思ってるのは、厳密には「痩果+偽果」です。
葉っぱ(正式名称は花托)が大きくなったものと、
実の表面に付いてる粒々の痩果(そうか)を含めて「果実」と呼びます。
美味しく食べるだけなら、割とどうでもいい情報だと思うんですけど(笑)。
この「痩果」は「子房(しぼう)」というものでできています。
子房の中にある胚珠が発達して、種子になります。
だから、厳密には「子房に覆われた種のモトが外にあるんです」ってなるけど、
美味しく食べるだけなら、これも割と個人的にはどーでもよくて(再)。
そんなことより、普通だったら、茎(果柄)のところから水を吸い上げるんだから、
果実の中心が一番潤ってるし、守られてるから中心に種を持ちますよね。
で、地球上のあらゆる生物の第一目標は、種の存続。
なのに、大事な種を偽果の中心に持たずに外側に出しているっていうことは、
種の存続のためにそのほうがいいと、いちごが判断したから。
めまぐるしい環境変化に対応するにはそれが早いし、
生物としても外に種があっても繁殖できるくらい強いってことですよね。
そして、時期的にも、今年の環境を察知して実をつけるトップバッター。
クリスマス時期の苺は、来年の先行情報って感じです。
まぁ、なので、旬じゃないとか頭で考えすぎずに、
食べたかったら食べたらイイんじゃないかなと。
草の母は、ダテではないですよ。
進化の過程で、なんとなく種を外につけちゃえーとか、ナイナイ。
栄養価的にも、いちごには、
- ポリフェノール
- ビタミンC
- 葉酸
- カリウム、カルシウム、マグネシウム
- キシリトール
- ペクチン
などなどがありまして、
ポリフェノールとビタミンCを同時に摂れるので、
抗酸化作用→老化や病気、肌トラブル予防によいとされていたり、
特に女性にイイと言われている効果もいっぱいあります。
ただ、そんな最強生物だけに、選んで買って洗って・・・と、
食べ方に、それぞれ結構ポイントがあります。
いちごを選ぶ時のポイントは、まず3つ。
あと、大事なのは洗い方もですね。
いちごの選別ポイント
ポイント1) 香りが強いモノを選ぶべし
スーパーなどでいちごを選ぶ時は、
隙間からくんくんと嗅いでみてください。
ちょっと怪しいですけどね(笑)。
薬剤がたっぷりかかっていると、香りが弱いです。
あと、持ち上げた時に、パッケージの底も確認するといいですよ。
底に痛んでる苺があったら、担当の方にコソッと言うか、ソッと戻すかで(笑)。
ポイント2) 葉っぱが大きいモノを選ぶべし
実を大きくしよう! 見せよう!と、葉を小さくする市場傾向があります。
うーん、そんなにホルモン剤入りのいちごが美味しそうに見えますかねー?
私には、よくわからない。
ホルモン剤をいっぱい吸収したコよりも、自力で頑張ってるコがオススメです。
ポイント3) 小さくて、三角のモノを選ぶべし
ポイント2) と被りますが、逆を言えば、
小さい三角のモノは、露地モノの可能性が高いです。
まぁクリスマス時期は、露地モノはないけどね。
個人的には、大事大事に手をかけられまくってハウスで大切に育てられたものではなく、
地球の変化に対応しているものを食べるのがおススメだなとは思いますが、
原種に近い露地モノなんかは結構酸味が強かったりします。
ただ、これは好みの問題もあって、
私は酸味が強いくらいのほうが好きなんですが、
実際、甘いもののほうが人気はあります。
わかるんですけどねー、、、果物全般に言えることなんですけど、
最近、ちょーっと甘くて実がでっかいものをもてはやしすぎだと思うのです。
果物って、そもそもそんなに甘すぎる必要あるかなー? って。
果物摂取の最大メリットって、本来、
甘みと酸味と水分を、一粒でまるっとバランスよく摂れること
なんですよ。
全部、とっても脳に必要。
果実って植物の完成形なので、果実そのままでバランスが取れているんですよね。
だから、あまり無理くり甘さだけを強くするような
品種改良って、本来しなくてもいいんじゃないかなって思います。
ただまぁそのほうが売れるので、商売上は致し方ないかなとも。
また、果糖の摂りすぎを気にする方もいらっしゃいますが、
日本人の果物摂取量では、果糖の摂り過ぎって言うほど
全体的に果物を食べてないです。
だから、(値段が)果物が高い。
ただ、ひとつひとつの果物が甘くなりすぎている昨今なので、
気にするなら、総量よりそっちでしょって思います。
果糖を気にしてるのに「果物を甘くしてー」ってリクエストするのは、
ちょっと意味が分かりません。
甘みと酸味のバランスがとれている昔ながらの果物が、私は好きですね。
いちごの洗い方
ただ、残念ながら、多くのいちごは農薬をたっぷり使っていることが多いですし、
薬剤を落としてしまうと、あっという間に見た目力がダウンしてしまうので、
基本的にケーキ屋さんなどでは、いちごを洗いません。売り物にならなくなっちゃう。
まぁ、たまに買うケーキに入っている程度のなら大丈夫でしょ~とは思いますが、
パックで買ったいちごは、今のところ、個人的には50度洗いがおススメかなと。
50度洗いも、ちょっとネットに出ていないような懸念事項もあるんですが、
それでもまぁ、他の方法よりも今のところ万人が使いやすい方法ではないかと。
食べ方にもポイントあり
いちごは、最強生物説があるくらいのイキモノですので、
そのまま食べるのは、実はもったいないんですよ。
だって、わざわざコレ(↓)が売っているくらいですよ。
けっこー昔から家にありませんでした!?
コレが売れ続けてるって、結構すごいことだと思うのですが。
ウチにもあります。いつの間にか2本しかなくなったけど、未だに現役(笑)。
家にあったのが先割れタイプだから、なんとなく先割れに愛着があります。
それから、果柄(茎)の部分を少し残して一緒に潰してね!
そこが、栄養のコントローラーです。
いちごの切り方にもポイントあり
ショートケーキの上に乗っているのと、中に入っているいちごは、違います。
で、中に入ってるのって切りますよね。
どっかのフルーツサンドイッチじゃあるまいし、丸ごと入ってたら食べにくいですからね。
(あれ、食べにくくないの?w)
切り方ひとつで、美味しさも栄養価もアップします。
絵がないと説明しづらい(が、私は画伯なのでブログではちょっと・・・)のと、
メルマガやくらサロでは、折に触れてお伝えしている気がするので詳細は割愛します。
なんて言いつつ、実は、画像を見つけられないでいるだけ(笑)。
少なくとも、まじょラボで学ばれた料理教室の先生たちにはお伝えしているので、
彼女たちが、お教室内とか、実践で伝えてくれるはず!
ただまっすぐに切ったのとでは、全然甘みも味も変わりますので、
何かの折に見たことがある方は、思い出してやってみてね~!
そう言われてもよくわからん! って方は、潰して食べるのがオススメです。
いちごの農薬
残念ながら農薬の使用量は、
他の果物と比べてみても、多いです。
なので、農薬使用量を選べる時は、選んだほうがいいと思います。
高設栽培のいちご
最近は、高設栽培のいちごも増えてきましたし、
振動って大事な要素なので、高設栽培のほうがオススメです。
無農薬や減農薬のいちごを探すと、自然と高設栽培が増える気がしますしね。
特にいちご狩りでは、土に近いのはちょっとね・・・
2023年の春、千葉へいちご狩りに行って来ました。
いちごだけを食べるのは15分くらいで飽きてしまいましたが(笑)、
よき経験でした。
ちょっとビックリしたのが、とにかく荷物が持ち込めないので、
貴重品はすべて車の中に置いておくことになります。
駐車場に係員がいるわけでもないし、防犯設備なんて皆無で、
アレ、車上荒らしとかにしたら狩場状態じゃなかろーか? って感じだったので
貴重品や現金は最低限にね~~~・・・っていうのと(農園の方針にはよるでしょうが)、
靴も履き替えるので着脱のしにくい靴で行くのはやめたほうがいいかなってのと、
味変のチーズおかきをポケットに忍ばせてた亜由美さんが天才だった。
あと、土産用に買って帰る場合は、現金もポケットに入れておかないとですね。
私はポケットがない服だったので、本当に何にも持って入らなかった
+自分は既にいちごは食べ飽きていたため、
わざわざ現金を取りに車へ戻ってまでお土産用を買う気にはならず、
スルーして帰宅したら、親に「お土産は?」って言われました(笑)。
みなさん、スマホは持ち込んでいたから(私は持ち込んでなかったけど)
現金のみの支払い対応ってのは、結構農園にとっても機会損失だとは思うけどね~。
無農薬のいちご
なかなか見つけられない無農薬のいちごでしたが、
ありがたいことに、ちょこちょこ増えてきたかな?
あとは味だよね~。
ってことで、そのうちレポートが追加されるんじゃないかなと。
ただ、草の根運動ではありますが、こういう無農薬のいちごを買う動きが広がって、
取り組んでくれる農家さんが増えてくれるといいなと思いますので、
やはり「買い物は応援」だと思いますし、応援したいところから買いたいと思います。
買うところを選ぶというのは、いちごに限らないけどね。
投稿者プロフィール
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サンビオーズ・デ・タラン株式会社 取締役魔女(社長)
東京都世田谷区在住
魔女歴15年目。家系図では日本人、遺伝子はオランダ人約8割。前世は黄金の袈裟を着て歴史書を書いてた僧侶。個人のポテンシャルを最大限に活かすサポートが生業。
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