熱中症のタブー

よく熱中症の分かりやすい表現として、

生卵が一旦ゆでたまごになったら戻らないから気をつけて!

と、熱中症の危険性をお伝えしてます。

専門家から見たらツッコミどころはあるでしょうし、

当然、卵と人間の細胞がまったく同じではないけれど、

要はタンパク質の熱変性が起きてる

=細胞が傷ついてるってことで、

そういう意味では、そう間違ってもいないかと。

ちゃんと説明すると、こんな感じ。

ゆでたまごは、細胞が傷つく段階のことね。

で、これは割と初期段階。

それでも生卵には戻らない。

何が言いたいかというと、熱中症を軽く見るなです。

なぜなら、そう簡単には元通りにはならないから。

熱中症は、風邪と同じようなイメージをお持ちの方も多いですが、

残念ながら、熱を出しきったら治るってモンではない

一度倒れたからといって熱中症であったことが

リセットされるわけでもないし、

倒れてゆっくり寝て、起き上がれるようになったら

すなわち完全回復ってわけでもないんですよ。

もし熱中症になってしまったら、

今年の夏はオワッタ~~~ってくらいの大事件だと捉えて、

その後は一切無理をしないでも足りないくらいには

熱中症からの回復にはすごく時間がかかりますし、

厳密にはなかったことにはなりませんから、

熱中症になった場合、とにかく焦りは禁物。

と分かっていても熱中症になったことがある

暑さに弱いワタクシ。

やはり筋肉量が少ないと、熱中症にもなりやすいですね。

本質的に対策をするなら、筋肉をつけたほうがいい。

ただ、極端な例ではありますが、

オリンピアンのような一流アスリートと

それ以外のアスリートの間には大きな隔たりがあるし、

アスリートと一般ピープルの間にも大きな隔たりがあるし、

一般ピープル内でもめちゃめちゃ個人差がある。

単純に、平気そうな人の生活習慣を

真似すればイイというものではないし、

いきなりアスリートレベルを目指しても、

どこかを壊すほうが先だって。

筋肉量もさることながら、筋肉の質が重要なんですよ。

そして一番の筋肉チャンスは秋。

だから、多分コレを読んでるタイミングでは間に合わない(笑)。

ただ、良質な筋肉の保水力はやっぱり強いなぁと

つくづく思う今日この頃。

本気の熱中症最高予防策は、良質な筋肉かとは思います。

贅肉じゃダメかね?

ダメなんでしょうね。

イッパイあるのに、なったからね(笑)。

あと、腸ケアでしょうね。

夏はやはり消化能力が落ちますし、

腸はただでさえとっても重要器官ですが、

熱中症対策でも、とても重要な役割を担います。

熱中症のファーストステージ

で、熱中症になったことのある体感としては、

ファーストステージ(体温上昇)によるダメージは

「眠さ」に出てたと思います。

普段ならこの時間は眠くならないのにな~とか、

生あくび出るな~とか、新月や満月、

生理でもないのに眠くてしょうがない~

なんて時は、暑さからの体温上昇がサバキきれてないかも。

この段階で、塩分と糖分と水分を足して

涼しい部屋でゆっくり寝る。

そんなケアをするとイイと思いますし、

眠いと思いつつ、がんばって起きてちゃあかんです。

昼間に眠いってのは、基本何か(体調)がおかしい

とにかく最優先は、寝ることです。

ここでリカバリー出来れば、そこまで大事には至らない。

熱中症のセカンドステージ

次の段階、細胞が破壊され、炎症への移行期は、

ダルかったり、頭痛が起きることが多い。

同時に、脱水症状も起きていると思っていい。

基本的に脱水症状由来の頭痛ですから。

いくら暑い日が続いてるといっても、

そこまでの汗をかいたわけではないのに、

やたらとノドが渇くなんてのも危ない兆候。

ただ、例外もあって、

化学調味料てんこ盛りの食事を食べると、

テキメンにノドが渇くものです。

私は、割とすぐ化学調味料の摂取限界値に到達するので、

そこまでの量は食べられないのですが、

そこまでの量を食べなくても、超ノドが渇きます。

なので、夏は化学調味料てんこ盛り料理を

食べないほうがいいんじゃないかなって思います。

ま、夏じゃなくても勧めないんだけどね。

だって、何が原因で、

やたらとノドが渇いてるのかが分からないと、

適切な対処がしにくいじゃないですか。

だから、常に化学調味料まみれというのは

敢えて気付きにくい状況を作っちゃってるってこと。

危険度マシマシなので、私はオススメしないです。

添加物について、詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

ただ、特に夏ってめんつゆを多く使いがちですから、

知らず知らずのうちに摂ってる可能性も高い。

市販のめんつゆをお使いの方は原材料を見てみてね。

ほとんどの商品に入ってると言っても過言ではないです。

割とカンタンに作れますし、冷蔵庫保管で

ペットボトルにでも入れておけば一ヵ月くらい全然保ちますし、

それ以前にそもそも使い切るでしょうから、

個人的には、めんつゆをよく使う夏は、

手作りめんつゆがオススメです。

今はちょっと検索すればレシピは山のようにありますしね。

頭痛ケア

アタマ痛いな~なんて状態のセカンドステージ。

ここで痛み止め薬を飲んではダメです。

特にロキソニンとかって腎臓負担大きすぎて

そもそも常用は勧めないんです。

で、熱中症由来の頭痛ってことは、脱水症状は起きてます。

脱水状態なのに、腎臓に負担をかけるようなモノ

追加するべからず

最悪、腎臓が壊れます。

プラス、脱水症状由来の頭痛に

痛み止め飲んだって効かないので、

正直なところ、リスクしかない。

人間、痛みがある状態って当然キツイんで、

時間稼ぎをするためにも、

痛み止めが必要な時/飲んだほうがイイ時はあります。

ただ、熱中症には時間稼ぎって悪手でしかないので、

痛み止めを飲むのは、本当に痛み止めが

必要になった時のためにとっておいて~!

とにかくこの段階でのケアは、

水分・塩分・糖分とビタミンCを摂って、寝ること

横になるだけでもいいので、

とにかく重力から逃れる面積を増やして~!

脱水症状ケア

熱中症かな~? とアタマのどこかで思った時点で、

脱水症状は起きてます。Not 気のせい。

それがカラダの声というヤツです。

なので、ここでもうひとつのタブーは、

スポーツドリンクを飲むこと

ネーミングの勝利ですかね・・・?

運動する時に飲むものは、スポドリ!

って思いがちかもしれないんですが、

そもそもスポドリの使用可能シーンは相当限られますし、

市販のスポドリは、熱中症の処置に飲ませてはダメです

というのも、基本、市販のスポーツドリンクって

糖分がかなり多いんです。

というのも、運動で筋肉を使いまくって、

グリコーゲンを消費しまくったら

30分以内に糖分摂取が必須なのは、その通り

実際に、試合が終わるや否や、

バナナを食べてるアスリートを見かけますよね。

栄養ゼリー的なモノや両方を摂取する方もいますね。

ただ、筋肉内のグリコーゲンを消費しまくったわけでもなく、

脱水症状を起こしてるカラダにスポドリを突っ込めば

秒で水分は吸収されていきますので、

結果として、糖がだいぶ体内に残ります

更にそれが何の糖か分からなければ、

体の処理能力をカンタンにオーバーするので

よりヤバくなります。

だから、糖分の補給をしたほうがいい状況はあるけれど、

なんの糖分でもいいというわけではないのです。

人工甘味料がもたらすもの

果糖ブドウ糖液糖とかもよく飲料全般に使われてるけど、

カラダにとっては「何ソレ?」って謎の物体です。

果糖ブドウ糖液糖だけじゃなく、

人工甘味料全般に言えることですけどね。

味覚では甘さを感じてるのに、

体内に入ってきたのがなんの糖分なのか

正体がよく分からないから、

体内の糖処理部隊が混乱するんですよ。

つまり、インシュリンの感受体がおかしくなって

糖尿病リスクを大いに高めるということ。

だから、状況次第では糖分が必要なのはそうなんだけど、

何の糖分かってことが重要ポイントだし、

例え熱中症の時じゃなくても、

2026年の今、市販されてるスポドリは基本勧めないです。

差し入れの水

ただし、確実にこりゃ熱中症だわ~ってなったら、

ただの水も症状悪化しますので、やめておいてね。

具体的には、暑さでダルそうな人を見かけても、

ただの水を差し入れするのは結構キケンってことです。

少なくとも塩入りの水でお願いします。

親切心がアダとならないようご注意を。

ちなみにセカンドステージ以降は、

経口補水液(ゼリー)がベストチョイスです。

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ちなみに経口補水液は、美味しくないのがデフォルト仕様です。

経口補水液を美味しく感じるようになったら

体内の状態はもうセカンドステージには突入してます

脱水症状が起きてるから、美味しく感じるんです。

それを察知するために、暑いところへ行く時は

熱中症予防も兼ねて、薄めた経口補水液を

チビチビ飲んでおくことはオススメだったりします。

私は美味しいモノを飲みたいので、やらないけど(笑)。

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チビチビ薄めて飲むのには向かない商品ですが、

明らかにダルいなってセカンドステージだったら

もうゼリーがベストな状態ですね。

ただ近年は、夏に何らかの熱中症対策をしてない人は

いないんじゃないかな~と思うけど、

気をつけてても、なることはあるよね。

なっちゃったら、それはそれでしょうがないので

迅速な対処が勝敗を分けます。(なんの勝敗w)

とにかく冷やす、横になる、補給する、の対処です。

レベル調整

その人によって合うモノと合わないモノがある。

何がいいかってのは、状態(段階)にもよる。

例えば熱中症の場合、

カラダも内臓もそんなに冷やすなってステージと

カラダは冷やして、内臓を冷やすなってステージと、

なんでもいいからとにかく冷やせってステージ、

つまり緊急事態がありますね。

それぞれの段階(ステージ)に応じて、

取るとイイ対策って当然変わってきます。

例えば経口補水液ひとつとったって、

薄めた液体がよかったり、ゼリーがよかったりと、

摂り方のベストも状況によって異なります。

意外かもしれませんが、

初期段階だと、実は牛乳もよかったりします。

ただ、そもそも牛乳って、

選び方や飲み方に一工夫必要な飲み物なんです。

というか、必要になっちゃったんですが、、、

その中でもどういう商品を買うといいかだったり、

牛乳を何と合わせて飲むといいかってのは

乳糖不耐性の人が多い日本人にとっては

熱中症対策に限らず結構大事なポイント。

なので、それを知っている方限定ですが、

ある程度の段階までは、オススメです。

寝不足はダメ

また、蓄熱型熱中症なんてのもあるので、

日々のリセットが出来てるかがすごく大事。

まずは日々しっかり寝て、リセットを!

特に夏の寝不足は、ダメージの蓄積っぷりがヤバイ

ちなみに暑くて寝苦しいっていう状態は、

リセット出来てないです。

それなら、少し涼しいくらいの室温で

しっかり布団をかけて寝るほうが全然イイ。

あまり部屋を冷やさずに、タオルケットとかで

寝るほうが一見心地よさそうでも

実は、布団の重みが安眠にはよかったりもしますしね。

緊張状態と安眠は相反するモノなので、

平時なら安眠のために推奨したいのは、

腹式呼吸や深呼吸ですけどね。

ただ、緊急時はそれだけじゃキビシイので、

色々な方策を組み合わせていただくしかないです。

私はあまりサプリ類は好きじゃないんですが

寝不足が続くような緊急事態なら飲んだほうがいいかと。

そういう時のために、ビタミンBコンプレックスは常備しています。

10年以上常備はしつつ、飲んだことないけど(笑)。

ただ、寝不足の日が続けば続くほど、

熱中症になる危険性も比例してあがっていくことは認識の上、

今居る環境で出来る対策を最大限してください。

手の平を水に浸けるだけでも違うし、

保冷剤を握りしめるなんてのもアリだから。

子どもの帽子

そもそも最近の夏の昼間は

屋外運動キケン度レベルMAXってこともあって、

この数年は言ってなかった気もしますが、

運動してる時に帽子を被るのは

キケン度マシマシ行為なので、

これも絶対にやめておいてくださいね。

子どもたちが動き回ってたら、帽子は撤収

炎天下での待機状況なら、逆にアリです。

炎天下で動き回るサッカーやラグビーで

選手が帽子を被らないのには理由がある。

逆に野球の守備くらいの運動量なら、帽子はアリです。

状況に応じて使い分けてね。

子どもにとっては、

帽子も熱中症タブーになりかねないんです。

ただ、冷気は上から下に流れますから、

ガチで暑い時は、氷のうや保冷剤を頭上に乗せるのは全然アリ

氷のうは設計的に大丈夫ですが、保冷剤に関しては、

基本的には直接肌に触れさせないようご注意を。

髪の毛がある分頭上は大丈夫かもしれないけど、

さらしや手ぬぐいなど薄い布で包むのがオススメです。

私がやるとしたら、動き回るわけではないので、

手ぬぐいかガーゼに包んで、隠すために帽子を被るかと(笑)。

ただ、基本的には夏は外にいないから、

今までやったことがあるのは、灼熱のバーベキューで

ロックアイスの袋をちょっと頭上に乗せてみた程度です。

女性は要注意

また女性は、男性よりもちょっと熱中症対策の

ギアを上げてください。

生理がある性ですからね。

経血の成分は明確には分かっていないものの、

血液として失う水分(約50%)というだけでなく、

経血って、静脈と動脈両方の血が混ざってます

ということは、水分の他に、

エネルギー源酸素+酸素を運ぶ赤血球も失ってる

一ヵ月に一回女性はそれらを体外に出す必要があるってことで、

生理で排出してること自体は悪いことではないですし、

出したほうがいい。

ただ、血液を失ったらいつもよりカラダは動かないし、

回復も遅くなるし、酸素まで失ったら、

脳→全身の細胞が一旦酸欠状態になりますよね。

で、酸素が不足すると、頭痛やめまい、ふらつきだったり、

倦怠感や最悪失神などといった貧血の症状が出て来ます。

まぁ、どれも割と生理期にはよくありがちな症状。

ただコレって、月経のせいか、脱水症や熱中症の初期症状か

ものすごく判断がつきにくくないですか?

で、繰り返しますが、

熱中症って、対処が迅速であればあるほどイイ

生理があるということにカラダが慣れていれば、

いつもとちょっと違うって違和感で気付くかもしれませんが、

初潮が来て間もなかったり、出産後だったり、

生理が安定していない世代には、より注意が必要。

毎月来るから感覚がマヒしがちですが、

カラダにとっては、生理中というのも、

だいぶ緊急事態中です。

毎月来るから大したことない、、、わけではないです。

だから、平時と同じケアで済ませないことと、

また、生理由来かな~って思って、

熱中症の初期症状に気付かないという

二つの危険性が潜んでいることは

念頭に置いてください。

遅れて出てくる症状

また、数年後にダメージが出るようなこともあります。

特に夏の暑さが激しくなり、熱中症で搬送された方は

2023年には9万人を超えましたが、

この方達は再びダメージが出やすい予備軍。

熱中症になった年や翌年、翌々年くらいは

しっかりケアしても、喉元過ぎればなんとやら~に

なりがちなのも、3年目。

何年後まで再発しやすい状態が続くかは、

個人差もあるし、現在進行形のことなので

ハッキリとは分からないんですよね。

ただ、ここで再び熱中症界隈にドボンしないよう、

くれぐれも油断をしないで、経験者こそ

ちょっと熱中症対策のギアを上げてくださいね。

投稿者プロフィール

魔女
魔女遠山志野
サンビオーズ・デ・タラン株式会社 取締役魔女(社長)
東京都世田谷区在住

魔女歴15年目。家系図では日本人、遺伝子はオランダ人約8割。前世は黄金の袈裟を着て歴史書を書いてた僧侶。個人のポテンシャルを最大限に活かすサポートが生業。

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