神社参拝でやってはいけない7つのこと

初めての神社参拝時にやりがちだけど、

実はNGな行動を7つピックアップしてみました。

せっかく神社へ行ったのに神さまに『なんだ、あいつ!』

『失礼なヤツが来た!』って思われないようにご注意くださいね。

基本的に、神社は〈仲良くなりたい人の家〉だと思ってください。

くれぐれも、どうでもいい人の家ではないですよ。

1.鳥居の存在を無視する

仲良くなりたい人の家に、黙っていきなり入り込まないですよね?

無言で、玄関のドアをあけたりしないですよね?

そんなことをしたら、家の人は警戒するか、隠れるか、

セキュリティが鳴って、警備員が飛んできますよ。

これからご神域という〈神さまのおウチ〉に入れていただくんですから

鳥居をくぐる前には「お邪魔しまーす」って気持ちで、

ペコリと頭を下げてご挨拶をしましょう。

玄関のチャイムを鳴らすような感覚と捉えていただいていいかなと。

そして、黙って帰らないのも当然のこと。

誰が居ても居なくても、ご神域を出る時には「お邪魔しました」って

鳥居をくぐる時には頭を下げてご挨拶しましょ。

2.ご挨拶する前に、色々やらかしてない?

仲良くなりたいヒトの家の中へ入る時にも、

まず、「こんにちは~」とか「お邪魔しま~す」って挨拶しますよね。

チャイム鳴らしたらそれでいいや~って、

黙って入り込まないですよね?

昇殿参拝などをする場合は、いきなり祈祷受付へ行ってイイんですが、

境内のどこかのパワースポット的なところが目的だったとしても、

誰にも何にも挨拶しないうちにそこへまっしぐらとか、

フツーに失礼でしょ。

順序的には、拝殿ファーストじゃなくても大丈夫です。

祓戸社のように、拝殿に来る前にお清めしてから来てね~!

って設定のお社がある神社も、多々ありますしね。

その場合は、そちらが先です。

ここで言いたいのは、

おみくじをひくとか、お守りを買うとか、御朱印をいただくとか、

そんなことは、やるとしてもご挨拶してからね~!

という話です。

特に、御朱印をいただくのに待ち時間を減らそうと、

参拝前に御朱印を申し込む方もいらっしゃいますが、

それは自分で、神社参拝を

ただのスタンプラリーにしてますよね(笑)。

それでいいならいいけども。

3.しめ縄をスルーする

神社のしめ縄は、境界をあらわします。

鳥居にしめ縄が貼ってあるのは「ここからはご神域だよ」という

境界のシルシでもあります。

「ここからはご神域だから、穢れを祓って入ってね」的な意味だから、

鳥居(門)にしめ縄があったら、

積極的にその下を通ったほうがいいくらいなんですが、

境内に、明らかにここからは入っちゃダメよ~と言わんばかりに、

しめ縄が張ってあるところがあります。

そういうところへは、入っちゃいけない境界線。

つまり、しめ縄が巻かれているご神木に、直接触るのもやめてくださいね。

木にしめ縄が巻かれていると「ご神木=エネルギー強いんだ」と思うのか、

触って直接エネルギーをいただいちゃおう♪

って思うクレクレさんがいらっしゃるようですが、

しめ縄は、神さまエリアとの境界。

つまり、ヒトは触っちゃダメだってシルシで、

しめ縄が張ってありますからね。

後でガツンとやられても、まぁそれは自業自得というもの。

ダミーのご神木であっても、しめ縄があったら触らないこと。

若い女子でも、美人であっても、ダメです。

古今東西、割と女好きの神さまは多いけど(笑)、

人間側からのお触りは喜びませんよ。

立派なセクハラです。

ヒトとして最低限のマナーの部分は、

年齢・性別・美醜などで忖度はされませんので、アシカラズ。

4.写真を撮って、SNSなどにアップする

基本的に、本殿や拝殿などは神さまがいらっしゃるかもしれないので、

写真を撮らないほうがいいです。

七五三やお宮参りなどもありますし、

神社からOKされてる場合はアリですが、

神さまがいるかもしれないようなところの撮影は、

やめたほうがいいですね。

どこに神さまがいるんだかよくわからない場合は、

境内での撮影はNGだと思ってください。

参拝記録を写真に残したい!という場合も、

鳥居の外から撮るくらいで十分でしょう。

そして、おウチの外であっても、

挨拶もしないうちに写真をパシャパシャ撮られて、

その家の方はイイ気しますかね?

しなくないですか?

そんなわけで、鳥居の外からであっても、

参拝(挨拶)もしないうちから写真をパシャパシャ撮るのも、

私はオススメしないです。

神社の写真を撮るなら、参拝後

鳥居の外から「記念に撮らせてくださいね」って

心の中でお断りを入れてからシャッターを切るくらいで

いいんじゃないかなって思います。

我(ガ)を捨てに行ったはずの神社で、

私が写真を撮りたいから撮るんだ~い! って主張するのは、

全然、我を捨てられてなくないかい? っていう(笑)。

そして、記録として残したとしても、

それをあまり広く拡散しないほうがいいです。

自分の身におきかえて考えてみてください。

家の写真が、勝手にSNSなどで公開・拡散されたら

イヤじゃないですか?

ましてや、家の中=境内の写真だったら、

オマエ、二度と来んなと思いません?

参拝に来ました! 拝殿と私(はぁと)みたいな投稿写真を

たま~に見かけますが、写真を見せるのは、

せめて友だちや仲間内くらいにしておきましょ。

SNSなどで見かけた場合、もう載せちゃってるから見かけてるので、

見かけたところでイチイチ何も言わないけども、

実は、ありゃまぁって思ってます(笑)。

既にやらかしちゃいました?

だ、大丈夫。関係性にもよりますよ。

ただ、私だったら、まったく見も知らない人がやっていたら、

警察に「変な人がいます!」って通報する案件(笑)。

だって、変態さんやドロボーの下見とかだったらイヤだし。

誰だか分からない人が家の外観の写真を撮って投稿してたり、

ましてや、家の中の写真とかを撮ってSNSとかで拡散してたら

イヤじゃない???

悪意なくやっちゃった~って場合は、

直接謝りに来られても許さない! ってほどは

怒らないんじゃないかなぁとは思いますが、

たった1回来ただけなのに、あまりに調子に乗ってたら怒るかも。

だからまぁ、その辺りの関係性はケースバイケースかなと。

え? そういう写真でも投稿しないと、SNSに投稿するネタがない?

・・・別に、そもそもネタがなかったら

特に無理矢理SNSに投稿って、しなくてよくない?(笑)

ましてやアナタが神社に行って来ました~ってだけのネタなら

そんなに多くの人にとって誰得でもないデショ。

何か別に投稿目的があるならお好きにどうぞとは思いますが、

色々と礼を失さないようにするといいんじゃないかなとは思いますね。

ただ多分、それでも、神社参拝後の直会写真でもアップしておくほうが、

美味しそうな飯テロ写真で、みんなもきっと幸せ♪

5.境内に動物を連れていく

神社にペットは連れていかないほうがいいです。

例えば、犬のお散歩ルートの途中に神社があるよ~という場合、

少なくとも参拝の間は、鳥居の外につないでおいてくださいね。

ん? かわいそう?

例えば、犬を連れていくと弱ると言われている神社もありますので、

どちらがかわいそうなことになるのかは、

私からはなんとも言えません。

え? 繋いでたら、誘拐されるかもしれない?

ご挨拶だけなら、そんなに参拝時間はかからないと思うけども、

そもそもお散歩と参拝を、無理に兼ねなくてもいいと思います(笑)。

そこに本当に祀られているご祭神がどなたで、

その眷属が何で・・・まで分かっているならアリ・・・かなぁ?

でも、私もそこに祀られている本当のご祭神がどなたかまでは

分からないことも多いので、なんとも言えないです。

ただ、本当のご祭神のことまで分かってる方だったら、

そもそも動物を境内には連れていかない気がします。

あと、今はあまり毛皮などのリアルファーを

身につけている方も少ないかもしれませんが、

毛皮や皮革も、まんま動物(の一部)です。

私も、冬は革ジャンとかを着ますが、

神社へ行く時はフェイクのモノにしてます。

6.ご神域にあるものを持ち帰る

神社やご神域にあるものを持ち帰ってはいけません。

ドロボーです。

賽銭箱は、フツーに犯罪ですから論外としても、

水とか、砂とか、石とかもね。

そこにあるからって、勝手に持って帰ってはダメです。

仲良くなりたい人の家で「そこにあったから」って理由で、

勝手に何か持って帰ります?

割と、フツーにドロボーですよね(笑)。

仲良くなりたい人の家に行った記念品にしたいからって理由で、

勝手に何か持って帰ります?

それも割と、ドロボー案件ですよね。

ただ、神社から許可されているものでしたら持ち帰ってもOKです。

お水やお砂などに関しても、その神社のルールに従ってくださいね。

一番厄介・・・もとい、注意が必要なのは、

ご神域がどこまでかよくわからないとされる富士山。

靴底に土や砂がついたまま車に乗った場合、

勝手に持って帰っちゃった!ってことにもなりかねません。

ですので、車や電車などに乗る前には、

靴についた土や砂を落とすことをオススメします。

これは、日常的にもやるといいですよ~!

そんな潔癖症みたいにはしなくてもいいと思いますけども、

富士山のご神域は、一体どこまでか分かりませんからね。

7.喪中に伊勢神宮へ行く

例えば、親・配偶者・子どもが亡くなった場合、

「忌中」は七七日(=四十九日)、

「喪中」は一周忌までの一年間をさしますが、

これは、その方との関係性により、日数が変わります。

近親者や親しい方が亡くなった際の神社参拝についてですが、

神社から出ている暦には「服忌」という項目で、

『この関係性の方が亡くなったら、この期間は参拝NGですよ』

という記載があることも多いので、

神社の暦をお持ちの方は見ていただくといいと思います。

基本的には、親・配偶者・子などは「忌」の期間と言われる

「50日」がNG期間と記載されています。

人間界で言う「四十九日」のことですね。

ただ、「忌中」ではなく「喪中」の期間、

参拝してはいけない神社があります。

それは、伊勢神宮です。

ホントさ・・・「忌」ではないから「服忌」のところには

書いてないっていう、日本のまつりゴトあるある。

今に始まったことではないヤツですね。

他の神社は「忌中」を避ければいいと思いますが、

伊勢神宮は「喪中」を避けてくださいね

また、寒川神社のさがみ暦には

「服忌期間については地域の慣例がある場合はそれに従う」

との但し書きもありますので、

地域の慣習との差や違和感を感じたら、

在住地域の神社の暦は持っておいて、確認するとよいかと。

ちなみに、忌中があけたら氏神神社へは行くといいですよ。

「○○が亡くなりましたので、色々と失礼することもあるかも」的な

ご報告を兼ねてですね。

氏神神社はその地域の町内会や長老みたいなものですから、

一応、町内会にはご報告しておいたほうが

色々と便宜を図ってもらえていいんじゃないかなって感じです。

氏神神社については、こちらの記事をどうぞ。

行ったほうがいい神社、行かないほうがいい神社 ~神社参拝大辞典~
目次
・行ったほうがいい神社
・でも、まず真っ先にいくべき神社へGO
・行かないほうがいい神社
・ちょっと注意が必要な、独特なルールの神社
・神社参拝の目的
・神社の分類
・有名な神社に参拝するということ(初詣におススメの神社など)
・災害対策にもなります
・お賽銭の意味と金額
・絵馬に住所を書くのは、何故?
・おみくじは何のためにひくのか
・お守りは、他人へのお土産にはNG
・お土産には、お守りよりもこちらがおススメ
・では、お寺はどうなのか?
・ここだけは安易に行かないほうがいいところ

また、亡くなった方との関係性(一親等、二親等など)という

関係性によって服忌期間も変わります。

生前は直接会ったことはなくても、三親等だった!

なんてことも割とよくあります。

亡くなったってお知らせが直接来るくらいなら、

三親等内に入ることが多いという体感はありますが、

その辺については、今はAIに聞くのが早いですし、

聞けばすぐに答えてくれるので、そういえばどうなんだろう?

って思ったら、ちゃんと確認したほうがいいですよ。

投稿者プロフィール

魔女
魔女遠山志野
サンビオーズ・デ・タラン株式会社 取締役魔女(社長)
東京都世田谷区在住

魔女歴15年目。家系図では日本人、遺伝子はオランダ人約8割。前世は黄金の袈裟を着て歴史書を書いてた僧侶。個人のポテンシャルを最大限に活かすサポートが生業。

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