貝を買う時の注意点
日本には貝塚があったくらい、日本人向き食材ともいえる、貝。
日本人に必要な栄養価もとっても豊富な食材でして、
基本的に、貝を食べることはおススメなんですが(超ざっくり)、
まず、買う時ですね。
シジミの選び方
シジミの場合は、基本は淡水域で採れるはずですから、
産地が「宍道湖」とか、青森のどこかの湖(十和田湖とか)産のものが、おススメです。
例えば「島根」産表記だけだと、
どこかから「島根のどっかの漁港に着いた」かもしれないけど、
ウソは書いてない って可能性もあるからです。
島根って、宍道湖ありますけどもね。
ラベルには島根県って書いただけなんで、
そこから宍道湖を連想したのは自己責任です! って感じですね。
日本人、好きですよね、自己責任論。
基本的に、ウソを書いたら「虚偽記載」になりますから、
ウソは書けないんです。
食品業界では、賞味期限のウソは戻ってこられるけど、
産地偽装のウソは戻ってこられないと言われています。
だから、日本語表記を工夫します。
商品ラベルのルールには従った上でね。
ですので、買う時は、「○○湖産」明記がおススメです。
よほどモラル的にどーなん!? って業者が、消費者をナメてかかってきて
バレないだろーと、ウソを書いてくる可能性がなくはありませんが、
そんな業者は「お店にリクエストを出そう」の章で、撃退しましょ。
あさりの選び方
アサリなど、海で採れる貝の場合は、
潮干狩りに行ったことがある方はご存じだと思いますが、
本来、貝は砂浜で採れますよね。
その砂浜ってそんなに黒々としていないですよね。
なので、海岸の貝は黒っぽい貝じゃないほうがいいかなと。
黒っぽいのはね・・・まぁまぁ輸入品の可能性が高いですよ。
日本の砂浜、そんなに黒くないですからね~。
日本国内に黒い砂浜があったとして、
そこの貝を食べたいか? と言われると、、、ねぇ。
何で黒いのかにもよるけれど。
お店にリクエストを出そう
ウチの近所のスーパーや魚屋さんは、
産地は全部ざっくり表記! というお店もあるかと。
その場合の方法は2つですね。
ほかの店に行くか、毎回売り場担当者に確認するか、です。
忙しいのに迷惑じゃないのか? と遠慮してしまう方も多いのですが、
それがイヤなら、お店サイドとしては、
ラベル表記をお店側が細かく正しくやればいいだけの話なので、
そこは、お客さんが気にすることではないかと。
基本的には、どっちにしたってラベル貼らなきゃなんだし。
そして、お店って結構お客さんの声を求めているものです。
なので、こういう要望があるんだよって伝えることは、とっても大事。
黙って他店に行かれるよりは、いいんじゃないでしょうかね。
そして、そんな声が大きければ、議題にも上がり、改善されていきます。
ですので、「ここの産地についてもっと詳しく教えてください」とか、
「〇〇県のどこですか?」とか、聞いてみるといいですし、
「あらかじめラベルに記載していただけると、お互いの手間が省けてよくないですか?」
などと、言ってみるなりするとよいかと。
言っても変わらないお店なら、他店に移ってもいいかなって。
割とハーブなんかだと顕著なんですが、
常に一定価格というか、いっつも値段が変わらないお店があります。
ラベルをあまり変えたくないってお店ですね。
それか、旬はスルーして、常に一定の徹底管理されたハーブを売っているか。
でもそれってつまり、ユーザー(購入者)にも、売り場担当者にも
結果的にはやさしくない目線のお店ってことですよね。
だから、それなら、通うお店を変えてもいいかなって思います。
あるいは、他に通いやすいところにお店がなければ、しつっこく聞き続けるか。
そして、ずっと変わらなければ、
「そんなに長い時期一ヵ所で採れ続けるものですか?」みたいに、
気づきを促すのもいいと思います。
旬って、約10日間のことですからね。
上旬・中旬・下旬、または、走り・盛り・名残りとしたって1ヵ月程度です。
もちろん、売り場担当者の方はご存じのことだとは思いますが、
毎日仕事でやっていて、忙しいからこそ、
小さな疑問を持たなくなってるって可能性もあるので、
「ん? そういえば・・・」とか、「言われてみれば・・・」的な
小さな波紋が生じるような一石を投じてみてもいいかと思います。
売り場の方は、雇用形態は何であれプロなのですから、
素人がふと疑問に思ったので、教えてください! って姿勢で、どぞ。
消費者も賢くなって、売り場担当者の方と、お互い切磋琢磨しましょ。
そうすると、そのお店もよくなって、地域の人もよくなって・・・って、
超イイ循環で万々歳! じゃないですか?
買いやすい近所で、美味しくて、安全な食材を買うためにも
現場から、ラベル表記の「長いところルール」を変えていきましょ!
買ってきてからやったほうがいいこと
それから、買ってきてからの注意点。
少数ですが、しじみにあたる方もいます。
それはしじみではなくて、しじみの中の淡水が原因のことも多いです。
貝類にあたるのって、貝自体が原因になっている可能性もあるんですが、
水だったり、沿岸に植わっている夾竹桃だったりの可能性もあります。
特に夾竹桃は神経毒なので、しびれる系だと区別つかないですよね。
貝は、日本人にとっても向いている食材ですし、
食中毒で苦手意識を持ってしまったらもったいなさすぎるので、
砂出し不要と書いてあっても、家で砂出しをしたほうがいいです。
そして、貝は、必ず酔わせて調理してください。
たまにメルマガでお伝えしているヤツですね。
貝のう〇ちばっかり食べることにならないよう、
お子さんがいたら、是非、お手伝いしてもらってください。
投稿者プロフィール
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サンビオーズ・デ・タラン株式会社 取締役魔女(社長)
東京都世田谷区在住
魔女歴15年目。家系図では日本人、遺伝子はオランダ人約8割。前世は黄金の袈裟を着て歴史書を書いてた僧侶。個人のポテンシャルを最大限に活かすサポートが生業。
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