なんちゃってゆず湯はもうやめよう! ~2023年の冬至にやるとイイこと3選~
ゆず湯に入る
2023年12月22日は冬至。
冬至じゃなくても冬は、
ゆず湯または柑橘の皮湯がおススメなのですが、
入れ方にはポイントがあります。
ただお風呂のお湯に柚子を浮かべただけでは
なんちゃってゆず湯
です。
正しいゆず湯の入れ方のポイントは、
1) 必ず沸騰したお湯で5秒煮出すこと
2) ある程度冷めてから湯船に入れること
です。
お風呂掃除が大変になるだけですので切ったりしなくていいし、
基本的には、本体を入れなくてもよくて、
成分を煮出したお湯だけを入れればOK。
なんですが、
冬至は、柚子そのものにも意味がありますので、
このまま柚子の実ごと入れちゃいます。
そして、のどまでしっかり浸かって温まってくださいね。
手順としては、これだけです。
5秒程度煮る理由は、
柑橘系の果皮の細胞壁が破壊できないから。
細胞壁が破壊できてないと、成分がうまく抽出されないから。
見た目にも、柚子の皮は、かなりしっかりしてますよね。
ですので、
沸騰したお湯で細胞壁を破壊してないと、
リモネンなどの有効成分が抽出出来てない
なんちゃって柚子湯に過ぎないのですよ。
ただし、5秒以上煮てしまうと、
今度は香りに含まれている有効成分がどんどん揮発してしまうので、
5秒以上煮るのは、逆効果。
沸騰したらすぐに火を止めるくらいでも、
5秒なんてあっという間ですし、
90度以上あれば抽出される成分に関しては、
余熱で抽出されるから大丈夫。
それから、冷めていく間に有効成分がどんどん抽出されますので、
5秒経ったら火を消してそのまま鍋に放置して、
冷めてからお風呂に入れることが、もうひとつの大事なポイントです。
しばらく放置している間に、このくらい黄色くなります。
別に、熱々の状態でお風呂に投入する必要はありません。
ヤケドの危険性も減りますし、
冷めていく間に抽出された液体を入れるほうが効果的ですよね。
太陽の力が一番弱い時なので大丈夫だと思いますが、
光感作などもありますし、
柚子には、バカに出来ない強い成分があるので(だからこそやるんですが)
柚子を大量投入する必要はありません。
これは、見た目的に、食べるのには不向きかなと思った
小さい果実が結構あったから、入れただけで、
この量じゃなきゃいけないとか、そういうことはありません。
注意事項があるとすれば、酸に強いお鍋を使ったほうがいいことくらいかな。
私は、ゆず湯に限らず、あまりNG項目がないホウロウを使うことが多いですね。
フタはないけど、ひっそりと注ぎ口が両サイドにあって使いやすい
野田琺瑯の片手鍋とか、
夕飯の支度前にあらかじめ作る場合は、
フタをして放置しておくの向きな野田琺瑯の鍋を使ってます。
コレは、注ぎ口はないんだけどね。
その時のコンロ使用状況にもよります(笑)。
柚子の個数は、ピリピリするような量だとやりすぎです。
柚子は数個で全然いいので、必ず細胞壁を破壊すること、
是非やってみてください。
「ん」がつくものを食べる
正直「ん」がつくものなら何でもいいんですが(笑)、
理想は「〇ん〇ん」と、2個重なるものを食べることで、
更に運気アップ! ということにはなっています。
本来は、ただの「阿吽」の話なんですけど、
年々なんだか色々な由来がくっついて、増えてる気がします(笑)。
そして昨今では、旬の食材と組み合わせた、冬至の七草というものが出てきました。
冬至の七草とは、
- なんきん(かぼちゃ)
- れんこん
- ぎんなん
- にんじん
- きんかん
- かんてん
- うんどん(うどん)
ということになってはいます。
ちなみに、かぼちゃは夏に収穫されるものなのですが、
熟成させて冬至くらいまでは美味しく食べられるよーという話ですね。
保存方法にはコツがあるんですが、確かにこのくらいの時期までは、
今ほどの保管設備がなかった昔でも、美味しく食べられていました。
実際に、かぼちゃは収穫してすぐだと水っぽいんですよね。
逆に、金柑なんかは、冬至にはちょっと早い地域も多いですしね。
金柑は、皮も食べられるレアな柑橘類ですので、
見かけたらいつでも食べていただくといい食材ではあります。
まぁでも、この「冬至の七草」ってのは、そんなに歴史のある話ではなくて(笑)、
これだけに限らないし、揃えなきゃいけないという話でもないです。
だいたい、うどん(うんどん)は、ちょっと無理あるよねって思うし。
でもまぁ温まるので、いいんじゃないっすかねー(笑)。
和風食材じゃなくとも、「ん」「●ん●ん」がつくものは、
探せば結構いっぱいあります。
旬でカラダが温まる食材の中から分かりやすい指針を出しておきましたー
って感じだと思いますので、
そんなに冬至の七草って枠に囚われなくても大丈夫かなと。
また、冬至粥という風習がある地域もあります。
地域の風習に則るのももちろんおススメですし(小豆orかぼちゃなど地域差もある)
また、運気アップ的には、特に冬至当日にはこだわらなくてもいいので、
色々と「ん」がつくものを探してみるのもおススメです。
朝日を浴びる
冬至の日の朝日、出来れば冬至明けも、朝日を浴びていただくといいですね。
特に、太陽の光は、眉間にあてるのがベストです。
とはいえ、時期的に、雲が厚い地域もあるかなーとは思います。
たまたま曇っていることもあるかなと。
その場合は、LED以外の電気を眉間に当てていただくのでもアリです。
LEDでは覚醒が起きないので、LED以外の明かりでどうぞ。
また、夜にキャンドルを灯していただくのもアリ。
昼間っからキャンドルやってもいいんですけどね。
それもそれで止めません。
ただ、冬至とはいえ、基本的に日本では太陽がのぼるので、
昼間じゃ雰囲気は出ないんじゃないかな~と思うけども(笑)。
ちなみに北欧では、冬至時期は、太陽が全然あらわれなかったりもするので、
ユールというお祭りをやり、ユール・ログという木の幹を燃やしていたことから
この時期に、ブッシュ・ド・ノエルを食べる風習に結びついていったとも言われています。
冬至の日に大事なこと
冬至は、夜が最も長い日。
世界中で、太陽を待ちわびている風習が残っているんですよね。
昔は、新年を迎える前の大晦日的な日でもありました。
中国では、今でも「冬至節」としての風習が残っていたりもしますしね。
地域差はあるけれども、
世界で共通している大事なことは、
とにかくあったまること。
人間なので自らの工夫で温まりつつ、
生命の源である太陽がふたたびのぼってくるのを待つ日。
わずかな時間の太陽の光に当たってカラダをポカポカに。
火を入れた旬のものを食べて、カラダをポカポカに。
ゆず湯に入って、カラダをポカポカに。
なるべく体内の熱を回すことを意識していただくのがおススメ。
キャンドルや焚き火も心が温まるし、
ちょっと動いてカラダをポカポカに~というのも、おススメです。
ポカポカするようなことは、いくつでもやってOK。
やりすぎなければ全然OKです。
ボーボー燃やすとかファイアー!!! は、やめておいてね。
乾燥時期だしね。(←じゃなくてもだ/笑)
なので、何がなんでもやらなきゃ! と、リキんでやるのは
巡らずに、逆効果になることも。
楽しみながら、やれることをやってくださいね。
肩に力が入ってたら巡りも悪く、ポカポカにはならないですよね。
そんなこともあって、どれか一つだけに絞ってやるとしたら、
やっぱりゆず湯がおススメ! ということにはなります。
ゆず湯で脱力しないとか、逆に不自然すぎるし、
そして、その「ゆるまないぞ」的な抵抗は、全然必要ない(笑)。
ですので、ゆず湯に入ってゆるゆると肩の力を抜いて、
ビタミンCをヒフからも吸収しながら、
ゆずの香りで癒されながら、ポカポカに温まって冬至を乗り切り、
来年をつつがなくお過ごしください。
ただ、その際のゆず湯は是非、なんちゃってじゃないヤツでお願いします。
投稿者プロフィール
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サンビオーズ・デ・タラン株式会社 取締役魔女(社長)
東京都世田谷区在住
魔女歴15年目。家系図では日本人、遺伝子はオランダ人約8割。前世は黄金の袈裟を着て歴史書を書いてた僧侶。個人のポテンシャルを最大限に活かすサポートが生業。
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