【被災時注意】避難する時に気をつけたい3つのポイント
火事や、地震で建物が倒壊しそうな時は避難しますよね。
その時に気を付けたいポイントは3つ。
元・消防士の方に聞いた話ですが、
マンション火災などでは、
約8割の方がお風呂場で亡くなっているそうです。
特に、昨今のマンションは密閉性が高く、
日々訓練してる消防士の方が、防護服を着ていても倒れそうになるくらい
きっつい室温(800℃くらい)になるそうです。
そりゃ~防護服がなきゃ生存は無理ですし、
例え、お風呂に水があっても凌げませんね…
というか、そっこー蒸発して水分なくなってますよね。
うちは一軒家/ボロアパートだから大丈夫?
イエ。隙間風ぴゅ~ぴゅ~の一軒家の方でも
600℃くらいにはなるそうですので、同じくです!
出入口がふさがれる前に、外を目指してください。
基本は「まず、外へ」!!
とにかく、「外」へ向かってください。
「内」へ向かったら助かりません。
とにかく何かあったらひたすら「外」を目指してください。
「上」も目指さないでください。
ケムリがある場合は、ケムリが上がってくるので、
ついつい上へ逃げてしまう方は多いのですが、
はしご車が届くのは3階くらいまで。
また、ケムリがモクモクとしている間は、
視界不良で救助のヘリを屋上につけられません。
空中でヘリを建物に近づけて助けるのは、相当難易度が高いことです。
ある階数以上に住むことは、様々な面からそもそもおススメしませんが、
可能ならリベリング(降下)出来る階まで下って、
紐を使って降下するのがよいかと思います。
実際に、東日本大震災の時はかなり多くの方に
リベリングをしてもらったそうです。
リベリングの際には、手の平に傷をつくらないよう、
タオルなどを手の平に巻いてくださいね。
そんなん無理! というくらい高層階にお住みの方は、
いっそ引っ越すのがいいと思いますが、
それも無理なら、ケムリ発生階から遠いことを祈るのみですね。
運氣アップしておいてください。
ポイント1:一番大事なこと
ケムリが出ている中、避難する時には
絶対に、壁から手を離さないように!!
よく知っている場所でも「必ず」です。
例え、家であっても、ついさっきまでソファーにいたよなと思っても、
視界を奪われると、ヒトは自分がどこにいるんだか、
方向感覚がわからなくなるそうです。
壁づたいで避難する限りは、いつか外に出られる扉にたどりつきますから、
家だろうと、どんなに慣れている場所であろうと
絶対に、壁から手を離さずに落ち着いて避難してください。
ポイント2:壁を触るのは、なるべく手の甲で
有事の際には、生きるか死ぬかの方が大量に病院に運び込まれます。
その中で、小傷程度で病院に行くのは、なかなか心理ハードルが高い。
が、そんな場合は、その後しばらく周囲の衛生状態がいいわけないので、
感染症などを引き起こすことが多いそうです。
怪我をした時は、大したことのない小傷だと思っていたのに、
気がついたら手や足を切り落とさないといけなくなっていた…
なんて例も多々あったそうです。
避難時に多少の小傷を作ることは致し方ないことかもしれませんが、
手の平はよく使いますから傷をつくると不便ですし、
回復も遅く、雑菌も入りやすいので、守ってください。
壁にトゲや穴が出来ていることは、可能性として十分あり得ます。
ので、壁を触るのは手の甲にしておいてください。
また、もし傷をつくってしまったら
「こんな傷で病院へ行くのは申し訳ないわ」という心理ハードルを乗り越えて、
戦場と化している病院へも勇気をもって行ってください。
被災地医療経験のある医師でしたら、小傷の怖さはご存じだと思いますので。
ポイント3:ケムリを吸い込まないように
肺をやられると、その後のダメージが大きいです。
いざという時に両手があけられるような、
顔に巻けるストールや大判のハンカチは常に持っておきましょう。
おまけ:もし、同行者がいたら…
また、一緒に避難する人がいたら、絶対に手を離さないでくださいね。
更に〈声かけ〉もマストです。
〈わかってるだろう〉は禁止です。
例えば「手を繋いでるんだから、動きでわかるだろう」と
何も言わずにいきなりしゃがんだら、後ろの人はつまづきます。
何かアクションを取る時は
「〇〇(自分の名)、靴ひもがほどけたのでしゃがみます!」
など、いつもだったらやらないことでも、コトは非常事態下です。
羞恥心などは何の役にも立ちません。
細かくハッキリと声をかけてください。
外に出て、どこに逃げる?
もちろんケースバイケースです。
目的地がある方はそちらへLET’S GO!
とりいそぎ、外へは出てみたものの
どこに逃げたらいいかわからなくなったら、
動物の動きをよく見て、動物についていってください。
東日本大震災の時にいち早く現地入りした方曰く、
人間以外はみな、津波が来たほうとは逆を向いて死んでいたそうです。
もっとも「みな」と言っても、
そこにいたのは、繋がれていた動物と人間くらいだったそうで、
野生の動物は全然見当たらなかったとのことですが、
人間の脳みそよりも動物の本能のほうが、いざという時は頼りになりますよ。
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